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熊本県を震源とする最大震度7の地震が7月28日午後4時半ごろ、発生しました。イオンモール熊本(嘉島町)の爆発で死者が出るなど大きな被害が出たほか、多くの人が酷暑の中で避難を強いられています。熊本地震の最新情報をお伝えします。【まとめてわかる】熊本地震 被害状況、イオン、震源、経済、寄付は【被災状況マップ】各地の様子を写真で【避難生活】猛暑、停電、断水… 命を守るために気を付けたいポイント■■■きょうの動き■■■10:00自衛隊がブルーシート1千枚を宇城市に輸送へ 陸上自衛隊が、ブルーシート千枚と土囊(どのう)2千枚を、支援物資が集積する熊本市南区のアクアドームくまもとから宇城市のビジネスサポートセンターへ大型トラック3台で届けると発表。広報担当者によると、熊本県からあった、台風13号対策の要望に応えるものだという。09:30祖父の井戸水を提供 被災者「本当に助かります」 地震から1週間を迎え、朝から厳しい日差しが降り注ぐ熊本県八代市鏡町。屋根が破損し、ブルーシートがかかった民家の前にテントが設置されている。その横にある蛇口から井戸水が勢いよく流れだし、被災者がタンクなどを持って並んでいた。 井戸水をくんだ近くの男性(75)は「上下水道はずっと止まっているが、ここの水を使って体を拭くこともできる。本当に助かります」と話した。 「おじいちゃんが、もしもの時のために作ってくれた深い井戸のおかげです」。テント周辺で支援をしている吉田志穂さん(34)はこう語る。断水している地元のために、父の発案で祖父の家の井戸水を住民らに提供することを決めた。 吉田さんは、生まれ育った鏡町が地震で大きな打撃を受けたことにはショックを隠せない。町内では亡くなった人もいる。「私はけがはしなかったけど、本当に辛い人のことを思うと……」 それでも、祖父が残してくれた井戸で「大好きな地元に安心感を与えたい」と考えている。SNSで鏡町の状況を知り、遠方から物資を持って駆けつけてくれた人もいた。「早く、元に戻ってほしい。当たり前だった生活に戻ってほしい」と吉田さんは願う。09:00熊本市の災害ボランティアセンターが始動 熊本市に開設された災害ボランティアセンターの活動が始まった。午前9時には協力団体である肥後銀行の行員や熊本県立大学の学生約20人が集まり、説明を受けたあと、南区や中央区の被災現場に向かった。 ボランティアの依頼があった住宅の調査に向かう熊本県立大学4年の中村千優さん(21)は親戚が宇城市で被災したという。「自分にはできることがないと無力感を感じていた。少しでも役に立ちたいと思ってボランティアに参加することにした」と話した。 被災した高齢者の住宅の片付けをすることになった肥後銀行の大野真二さん(55)は「2回目の地震で被災者は大変だと思う。できることを少しでも、被災された方に安心してもらえれば」と意気込んだ。 一般のボランティアの受付は5日から始まる。■■■昨日の動き■■■18:25首相、激甚災害指定の見通し明かす 高市早苗首相は、熊本県防災センターで記者団の取材に応じ、土木施設や農地などの災害復旧事業について、激甚災害に指定する見通しであることを示した。復旧支援のため、今年度予算の予備費から200億円超を支出することを4日に閣議決定する方針も明らかにした。 激甚災害に指定することで自治体が行う復旧事業に対して国庫補助率を引き上げ、財政負担を軽減する。首相は、今後も必要な予算措置を続ける意向を示したうえで「各被災自治体には、財政面でちゅうちょすることなく、全力で応急対応や復旧対応に当たって欲しい」と述べた。16:00観測史上もっとも暑い熊本県に 熊本県内は3日、多くの地域で観測史上もっとも暑い一日となった。気象庁によると、熊本市で40.3度、菊池市で40.2度を記録して県内では観測史上初めて40度に達し、酷暑日になった。ほかにも甲佐町で39.8度、宇城市で39.2度、八代市で39.0度などと酷暑日に迫り、いずれも観測史上でもっとも高い気温を記録した。 被災地は今後も危険な暑さが続く見通しで、熊本市の最高気温は4日に38度、5日に39度と予想されている。環境省と気象庁は4日について熱中症警戒アラートを出し、こまめな休憩、水分や塩分の補給を呼びかけている。高齢者やこどもは体の異変を自覚しにくかったり、周りに伝えることが難しかったりするため、特に注意が必要だ。「すでに複合災害」熊本地震と猛暑 「被災後防災」を識者が呼びかけ16:00住宅被害、1万2千棟に 熊本県の災害対策本部は、3日午後2時時点での住宅被害の数が1万2024棟(推計値含む)に上ったと発表した。3日午前7時半の集計から7402棟増えた。全壊した家屋は519棟増えて700棟となった。八代、宇城市などの被害が新たに計上された。15:20高市首相、被災者と面会「できることを全部やるつもり」 高市早苗首相は、震度7を観測した熊本県氷川町の避難所で被災者と面会し、「国でできることを全部やるつもりで来た」と述べた。 首相は約20分、複数の被災者から話を聞いた。病院を退院後に避難所で生活している被災者の声を聞き、「町外のホテルと旅館の借り上げをして、順次移っていただける対応をしている」と説明。さらに「明日には自衛隊の大きな船が着き、そこには医療施設もある」と声をかけた。15:00両陛下と愛子さま、「深く心を痛められている」 熊本県は、天皇皇后両陛下と愛子さまから地震に対するお見舞いの気持ちが伝えられたと発表した。側近から伝えられた内容によると、多くの尊い命が失われて悼まれており、建物倒壊や火災、爆発など甚大な被害が生じていることに深く心を痛められているという。 また、被害にあった方々、とりわけ断水が続き厳しい暑さの中で避難生活を送っている方々に心を寄せてお見舞いの気持ちを持たれており、支援活動などに当たっている方々にねぎらいの気持ちを持たれているという。 さらに、10年前の地震からの復興に進んできた中で熊本が再び大きな被害を受けたことに心を痛められていると伝えられた。一日も早く被災者が日々の生活を取り戻すことを願われているという。14:00宇城市で応急仮設住宅の建設始まる 熊本県宇城市松橋町曲野では、応急仮設住宅の建設が始まった。県職員らが建物を建設する位置を確認した後、トラックで石を運び、ショベルカーで地ならししていた。 宇城市は3カ所、氷川町は1カ所に計70戸を建設予定。県の住宅課の担当者は「安心した生活を早く届けたい」。氷川町は9月上旬、宇城市は9月下旬に入居が可能になる予定という。13:30ホテルへの2次避難の募集開始 避難所生活での被災者の負担が大きくなる中、熊本県は2次避難先となるホテルや旅館への避難受け付けをインターネットで開始した。八代市、宇土市、宇城市、氷川町の被災者が対象。近日中には、専用コールセンターを設けて電話でも対応する。車中避難の女性は初の「災害関連死」疑い13:30熊本市長「在宅避難の状況が災害関連死につながる」 熊本市は午後1時半から災害対策本部会議を開いた。会議では、市が避難所や車中泊の避難者への熱中症対策のための物資を手配中であることが確認された。 市内では車中泊はほぼなくなった一方、在宅避難をしている人は多いとみられる。大西一史市長は「在宅避難の状況が災害関連死につながってくる。急いで状況を把握していただきたい」と担当局に指示した。11:10ふるさと納税を活用した寄付、7億3千万円に 熊本県で最大震度7を観測した地震をめぐり、木原稔官房長官は3日の記者会見で、ふるさと納税を活用した被災自治体への寄付額が計7億3千万円に上ったと明らかにした。 木原氏によると、ポータルサイト大手4社が災害支援の特設サイトを開設した。被災地以外の自治体がふるさと納税による寄付を受け付ける動きも広がっており、代理の団体を含め、自治体としては200を超える団体が寄付を受け付けているという。 木原氏は「ふるさと納税制度の趣旨に沿うものだ」との考えを示した上で、「協力をいただいている方に心から感謝を申し上げたい」と語った。09:40イオン爆発で従業員死亡、雑貨店幹部が謝罪 最大震度7の熊本地震の後、イオンモール熊本(熊本県嘉島町)で発生した爆発で、従業員2人が命を落とした雑貨店の運営会社「ハビタ」(熊本市南区)の幹部が3日、朝日新聞などの取材に応じた。湯瀬剛二取締役(64)は地震後に従業員2人が避難後、店長を通じて2人にレジの売上金を金庫に移すよう求めたことを明らかにした。 親族らによると、死亡した1人は大竹玖瑠美さん(22)。地震後に一度、モール外の駐車場に避難したが、偶然遭遇した親族に「会社からレジの売上金を金庫に入れるように言われたから戻る」と言い残し、同僚とともに館内に戻った後、爆発に巻き込まれた。 湯瀬取締役は「このたびは2名の尊い命を失ってしまい、申し訳ありませんでした」と述べた。【31日の詳報】10年前は自宅全壊、今度は母を失う 救助「終了」【30日の詳報】日本製紙の工場で8人、イオンモールで7人死亡確認【29日の詳報】イオン爆発で犠牲者 社長会見「深く深くおわび」【28日の詳報】熊本で震度7、イオンや日本製紙工場で被害 発災日






