ストーリー科学雑誌Newton・鶴田智也印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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【ニュートンから】魚の完全養殖最前線(1) 魚を安定して供給するために,海の生けすや陸上の水槽で魚を育てる「養殖」の重要性が増している。養殖に用いられる稚魚(成魚と似た姿をもつ子供の魚)は「種苗(しゅびょう)」とよばれる。種苗は,大きく分けて「天然種苗」と「人工種苗」に分類される。天然種苗(天然由来の稚魚)を用いた養殖では,稚魚を自然界から捕獲して育てる。人工種苗とは,卵から人工的に育てられた稚魚のことだ。産卵・ふ化から,稚魚(人工種苗)を成魚へと成長させて産卵させるまでの過程のすべてを人工的に管理する養殖を「完全養殖」とよぶ。 近畿大学でノドグロやマグロ,マダイなどの養殖の研究に取り組む家戸敬太郎(かと・けいたろう)教授は,「魚の品種改良が可能になることも,完全養殖の大きな利点です」と話す。「白身のトロ」、10年がかりの挑戦 白身のトロと称されるノドグロ(アカムツ)は,濃厚な脂と強いうま味をもつ高級魚だ。ノドグロは人気が高い一方で,漁獲量は少なく養殖もほとんど行われていない。 近畿大学の家戸教授らは20…この記事は有料記事です。残り2010文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






