深掘り【報告書要旨】辺野古事故は安全への「想像力の欠如」 第三者委指摘森岡みづほ印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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沖縄県名護市辺野古沖で小型船が転覆し、研修旅行の平和学習で訪れていた同志社国際高校(京都府)の女子生徒らが死亡した事故を受け、学校法人同志社の第三者委員会が報告書を公表した。要旨は次の通り。 【事故の概要】 3月16日、沖縄県名護市の辺野古沖で開かれていたコース別学習「辺野古をボートに乗り海から見るコース」のさなか、生徒計18人が乗船していた2隻のボートが相次いで転覆。2年生だった武石知華(ともか)さん(当時17)と船長が死亡し、生徒16人が負傷した。抗議活動用ボートと認識せず 【辺野古ボートコースの導入について】 沖縄研修旅行は1981年度から続く。生徒が興味・関心に応じて選ぶコース別学習が実施され、99年度からは辺野古を訪れ、米軍基地移設反対運動を行う人から話を聞くコースが断続的に設けられた。2017年度以降は、日本基督教団所属の牧師で、抗議船による基地建設反対活動にも参加していた船長が開会礼拝を担当していた。 コースは22年度、当時の学年主任と担任教員が研修の下見の際に船長から説明を受けて導入した。両教員は使用するボートが抗議活動に用いられているとの認識はなく、ボートの大きさや航路、安全性について現地などの下見を行わなかった。 コースは旅行代理店による事前の安全点検の対象外だったが、救命胴衣の有無を電話で確認した以上の安全確認は行われなかった。水難事故を想定した危機管理マニュアルや、気象警報・注意報発令時の出航可否の判断手順も整備されず、事実上、船長の判断に委ねられた。 23年度の学年主任は、旅行代理店が手配や安全確認に関与していると誤認し、下見をせずに前年度の内容を踏襲した。24年度は船長が海の危険性に言及していたにもかかわらず、安全性に関する問題提起はなかった(雨天で出航中止に)。船酔いおそれ 引率教員は同乗せず 【2025年度の沖縄研修旅行について】 学年主任は下見の際、現地確認の必要性を経験豊富な教員に相談したが、「前年度と同様であれば下見の対象から外すことも可能」との回答を受け、現地を訪れなかった。 生徒・保護者向け説明会でも…この記事は有料記事です。残り1392文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人森岡みづほ大阪社会部|災害担当専門・関心分野人の暮らし、国際報道、ジェンダー関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする







