コラム・寄稿論説委員・小林哲印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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「時をよむ」論説委員室から 世界遺産の熊野古道が通る街の一角に、中華風の楼門が異彩を放っていた。紀伊半島の南東端にある和歌山県新宮市。門の奥には、今から2千年以上前、秦の始皇帝の命を受けて不老不死の霊薬を探しに来たとされる徐福の墓がある。 当時の日本は弥生時代。彼が実際に渡来した確証はない。それでも市内には徐福をまつる祠(ほこら)や記念碑が残り、伝説が息づいている。徐福伝説は東北や九州などにも残る。中国を初めて統一した権力者が追い求めた永遠の命は、時代や国境を超えて人々を引きつけてきた。 最近、そんな逸話を思い起こさせる報道があった。昨年、北京で開かれた抗日戦争(日中戦争)勝利80年の式典で、習近平(シーチンピン)国家主席とロシアのプーチン大統領が「不死さえ手に入る」「150歳まで生きられる」などと言葉を交わしたという。通訳を介したやり取りがマイクに拾われた。 権力者が抱く願いは、2千年…この記事は有料記事です。残り631文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人小林哲論説委員専門・関心分野科学技術と社会、8がけ社会、人類と地球の未来関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






