2026年7月23日 7時30分白木琢歩印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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任期満了に伴う和歌山市長選(8月2日告示、9日投開票)が近づいてきた。市内では立候補予定者の動きが加速している。現職の退任に伴い、現時点では元職、新顔計6人による選挙戦になりそうだ。構図を整理した。誰が出るのか? 2014年の初当選以来3期市長を務めてきた現職の尾花正啓氏(73)が3月、膵臓(すいぞう)がんなどを理由に次期選挙に立候補しない意向を示した。 この後、8月の市長選に意欲を示す新顔や元職の動きが加速した。 5月の立候補予定者説明会には10陣営が参加した。このうち、市長選に向け事務所を新たに開設したり、街頭活動を行ったりと活発に動いていることを確認できたのは、県議の尾崎太郎氏(60)と片桐章浩氏(64)、前和歌山市議の浜田真輔氏(64)、元市長の旅田卓宗氏(81)の4人だ。 前回22年の市長選で自民党県連は現職の尾花氏を推薦した。今回の市長選を前に、尾崎氏や浜田氏らが県連に推薦願を出した。県連は最終選考に残った両氏について、「2人の間に大きな優劣を見いだすことができなかった」として、早々に自主投票を決めた。どちらかに推薦を出すことで、保守分裂の激化を回避する狙いがあったとみられる。保守分裂の余波は 県内の政界では、二階俊博元自民党幹事長の引退後、二階氏を支持してきたグループと、自民党派閥の裏金問題で離党した世耕弘成氏(離党時は参院議員)を支持するグループの間で対立が激化した。 24年の衆院選和歌山2区では、二階氏の三男・伸康氏と衆院にくら替えした世耕氏が対決し、世耕氏が当選した。さらに25年の参院選でも、世耕氏が支援した無所属候補が伸康氏を破って当選した。 両者に関係修復の兆しが見えたのは26年1月。二階氏と世耕氏が握手を交わし、自民は2月の衆院選で世耕氏への対立候補擁立を見送った。さらに7月2日、県連と世耕氏が「和解」したことを文書で確認した。 この文書には、県連と友好関係にある首長の選挙と行政運営に「世耕氏並びに同氏の事務所は全面的に協力する」との記載がある。県連関係者はこの一文について「和歌山市長選で自民党が自主投票となる中で、世耕氏側が表立って特定の候補を支援すれば分裂が再び激しくなる。それを牽制(けんせい)する意味合いがある」とみる。 市長選には4人以外に自営業の福井清光氏(57)、和歌山市議の芝本和己氏(58)も立候補を表明している。30%台が続く投票率 前回の市長選の投票率は31.54%。過去4回連続で30%台の低投票率が続く。世論を二分するような大きな争点が見当たらず、厳しい暑さの中での投票となることもあり、複数の陣営の関係者は「今回も40%に届かないのでは」との見方を示している。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません






