ストーリーカネの亡者だった男がカンボジアで知った「プライスレス」と次の野望中島隆印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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この4月28日、彼は、カンボジアの首都であるプノンペンの空港から車に乗った。 待ってろよ~、子どもたち。 町並みや車中の会話などを、スマホで撮っていく。SNSにあげる素材にするためだ。 車に揺られること、およそ3時間。ちいさな町についた。 ワ~。 歓声とともに、子どもたちが駆け寄ってきた。はじけるような笑顔に、彼は思う。 これは、お金に換算できない。プライスレス! 彼の名は高田桂太郎さん、年は40歳。南麻布で、「リソースクリエイション」という会社をいとなむ。120人いる社員の平均年齢は25歳。若者が主役となって活躍する会社である。 さて。 高田さんは、お金に執着せざるをえない半生を送ってきた。 品川区に生まれる。母子家庭だけがすめるアパートで暮らす。お風呂もトイレも共同だから、自由に使えない。 でも、ボクは、だいじょうぶ。だって、おかあさんは、おしごとがんばってくれている。ちかくのステーキやさん、やすくておいしいんだ。 だが、学校に通いはじめると、友だちと自分を比べてしまった。 あいつんちは大きな家に、高級車2台。お小遣いも、すごい。それにひきかえ自分は……、ちっくしょ~。 金だ、金だ、金だ。 高校生になったらバイトができる、と知った。都立高にすべりこんだ。 さあバイトだ。 スーパーの店員。解体工事の作業員……。お金が手に入ると、さらにほしくなる。 カネを、カネを、もっとカネを。 学校にほとんど行かず、働いた。自由につかえるカネが増えることが、快感だった。遊びに使いまくっては、また稼ぐ。その結果、2年生で退学になった。 退学、上等だよ! とはいえ、高校は卒業しとこ…この記事は有料記事です。残り1326文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人中島隆編集委員専門・関心分野中小企業関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする