現場から手術前にドナーと対面、「口外しない」と誓った 海外臓器移植の内幕太田原奈都乃 プノンペン=武石英史郎印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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カンボジアでの臓器移植をあっせんし、その対価を患者から受け取ったとして、患者支援団体を実質運営する菊池仁達(ひろみち)容疑者(66)ら3人が臓器移植法違反(あっせんの対価受領)の疑いで逮捕された。移植を受けたのは、十数年前から腎臓の病気を患っていた、東京都内の男性だった。 警視庁の捜査で、男性がカンボジアに渡航し、移植を受けるまでの経緯が明らかになってきた。「人工透析からの離脱を」 ネットで見つけた支援団体 生活環境課によると、男性は腎臓の移植手術を希望していたが、親族から提供を断られていた。そんな中、2025年8月、インターネットで移植手術について調べていたところ、難病患者の支援を掲げる一般社団法人「国際医療相談室」のホームページを見つけた。 「海外腎移植医療への希望を」「人工透析からの離脱をめざして」 渡航移植を勧める文言が並び、移植までの手続きや問い合わせ先が載っていた。 電話をかけると、代表理事の男(66)につながった。男性患者の自宅近くまで来た男に、移植手術の詳細を聞いた。その後、菊池容疑者と面談し、カンボジアへの渡航移植を勧められた。 「移植を担当する医師団は中国人の経験豊富なベテランチーム」「あっせんではない」――こんな説明を受け、男性は渡航移植を決めたという。持参した約2500万円相当の15万ドル 紹介状は中国人医師団へ 法人から示された金額は約1230万円。医者への謝礼費や事務手数料などの名目で、法人名義などの口座に振り込んだ。さらに現地での医療費として、約2500万円相当のドルを持参することを求められたという。 臓器の移植手術にあたっては、血液検査などが必要になる。男性は法人の案内で大阪市内の病院を受診。病院長が作成した「紹介状」は、菊池容疑者を介して、中国人のコーディネーターへ。このコーディネーターが中国人の医師団に紹介状を送り、移植手術を実施する病院との調整が進められた。 今年1月6日、カンボジアへ…この記事は有料記事です。残り1701文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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この記事を書いた人太田原奈都乃東京社会部|警視庁担当専門・関心分野事件、事故、人権、人口減少武石英史郎アジア総局長|東南アジア・南アジア・太平洋担当専門・関心分野アジア、グローバルサウス関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






