コラム・寄稿飛鳥の「カムナビ」はどこに? 奈良盆地の古道など歴史地理学で考察印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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韓国・釜山で開かれているユネスコの世界遺産委員会で、今月末にも奈良県明日香村を中心とする遺跡群から構成される「飛鳥・藤原の宮都(きゅうと)」が登録される見通しです。その飛鳥・藤原の都づくりについて、歴史地理学者の千田稔・奈良県立図書情報館長に寄稿していただきました。 今月末にも世界遺産に登録される見通しの「飛鳥・藤原の宮都(きゅうと)」について、歴史地理学の手法で考えてみたいと思います。 民俗学者の折口信夫(おりくちしのぶ)は「口訳萬葉集」の「はじめに」の中で、自分の祖父が飛鳥の「カムナビ」の飛鳥(あすかに)坐(います)神社の神主の末子であったが、大阪の商人の養子になったと書いています。 「カムナビ」は、甘南備、神奈備、神名火などと漢字表記され、一般的には「神の鎮座するところ」と説明されます。 私は、「カムナビ」の「ナビ」は「靡(なび)く」を意味し、「カムナビ」とは、「神がなびきくるところ」の意味ではないかと考えています。橘寺の南に位置する丘陵の小字「ミハ山」 飛鳥坐神社の所在地は、奈良…この記事は有料記事です。残り948文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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