ストーリー「日本最南端」スキー場廃止、町長「これ以上は…」 雪不足も影響具志堅直印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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宮崎県五ケ瀬町の第三セクターが運営する五ケ瀬ハイランドスキー場の廃止を町が決めた。各地で訪日外国人の「スノーリゾート熱」が盛り上がる中、なぜ廃止に至ったのか。背景に地方のスキー場を取り巻く環境があった。 「山の上にこんなに人が来るんだあ」。1990年、町の企画課職員だった小迫幸弘町長は標高約1600メートルの五ケ瀬ハイランドスキー場の開業に立ち会った。「あの時の高揚した思いは今でも覚えている。もうすごい人でした。本当にびっくりした」。今月7日の廃止表明後の記者会見で振り返った。 1980年代後半、日本は「バブル経済」と言われた好景気に沸き、若者やファミリー層を中心に空前のスキーブームが到来。映画「私をスキーに連れてって」や歌のヒットもあり、スポーツ店ではおしゃれなスキー用品が飛ぶように売れた。 各地にスキー場の開設が相次ぐ中、南国・宮崎の五ケ瀬町に「日本最南端の天然スキー場」が誕生した。県北西部に位置し、当時の人口は5千人余り。開業4年目には一時的に試みた夏季来場者を含めて10万人を超える人が押し寄せ、交流人口の拡大に伴うブランド力の向上、農村の冬場の雇用創出、地元給油所からの燃料調達といった経済効果を生んだ。 しかしバブル崩壊後、スキー人口の減少とともにブームは下火となった。五ケ瀬も積雪量の減少で来場者数が落ち込んだ。人工造雪機を導入するなどしたが、昨季(昨年12月~今年2月)は過去最低の約1万5千人だった。老朽化した機材の更新、重荷に スキー場を運営する第三セク…この記事は有料記事です。残り929文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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