深掘り第13回次々見つかる不正、グループ37社で発覚 会長にも上がっていた報告福岡龍一郎 伊沢友之印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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連載:市場の虚飾Ⅲ㊥ ヘリウムの過少在庫問題をきっかけに発覚した、東証プライム上場の産業ガス大手エア・ウォーター(大阪市)の不正会計。「粉飾決算ではないのか」。会長兼最高経営責任者の豊田喜久夫の発言をきっかけに、内部調査が進められた。【前回はこちら】きっかけはヘリウムガス 1兆円超の企業グループで発覚した会計不正 発端となった日本ヘリウムでは在庫の重量測定が行われ、2025年6月末時点では在庫の54%が「架空」と判明。影響額は約16億円と計算された。8月には第三者による外部調査を始め、さらに10月には元大阪弁護士会会長の小原正敏を委員長とする特別調査委員会をつくることを決めた。 外部調査が始まってすぐ、建築・土木資材の製造販売を行うグループ会社、エア・ウォーター・エコロッカ(長野市)などでも売上高のかさ上げなどが判明した。 例えば、ゼネコンから受注した工事を下請けに出し、材料を有償で下請けに支給した際、会計ルールに反して材料の売り上げを二重で計上していた。また、グループ会社を使った「循環取引」もしていた。モノを動かさず、伝票を関係者で回すだけで架空の売り上げが立つ典型的な粉飾の手法だ。 しかもエコロッカでは記録上の在庫と実在庫がずれている別の問題が、日本ヘリウムの過少在庫問題が発覚するより前の24年5月ごろに見つかっていた。その報告は、24年10月9日に豊田にも上がっていた。 「会計基準に沿って、25年…この記事は有料記事です。残り726文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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