2026年5月20日 15時43分黒田陸離 小島弘之 西崎啓太朗印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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激安で知られるスーパー玉出の運営会社「フライフィッシュ」(大阪市西成区)から約3900万円を不正に支出させ、損害を与えたとして、大阪府警は20日、元取締役の浅浦哲夫容疑者(76)=大阪府吹田市佐井寺4丁目=ら2人を会社法違反(特別背任)の疑いで逮捕し、発表した。 ほかに逮捕されたのは、スーパー玉出に店舗スタッフを派遣していた人材派遣会社の実質経営者だった中西徹容疑者(63)=東大阪市東石切町3丁目。 府警は2人の認否を明らかにしていない。 捜査2課によると、2人は共謀し2021年~22年、19回にわたり、店舗スタッフの派遣手数料について、人材派遣会社からフライ社に計約3911万円を水増しした計約7832万円の請求書を発行して振り込ませ、フライ社に損害を与えた疑いがある。 府警によると、労働者の保険手続きや勤怠管理はフライ社側が行っていた。だが、その業務も人材派遣会社側が担っていたことにして、請求書の金額を水増ししていた。水増し分の約3911万円は2人で折半していたという。 フライ社によると、浅浦容疑者は金融機関での勤務を経て15年に入社し、18年に取締役に就任。同社を含む複数のグループ会社の経営管理を担っていた。 22年末ごろ、経営状況を改善するため社内で財務監査を始めたところ、人材派遣会社の口座を経由して浅浦容疑者の個人会社へ資金移動をしている疑いが発覚した。 浅浦容疑者は不適切な行動を一部認めて謝罪し、23年5月に取締役を辞任したという。 その後、会社側は浅浦容疑者に対して流出資金の全額返還を求めていたが「納得がいく説明が得られなかった」として、昨年1月に府警に刑事告訴していた。「お客様は1円を大切にしている。申し訳ない」 フライ社の湯本正基社長は朝日新聞の取材に「玉出のファンには、1円、10円を大切にしているお客さまが多い中で、多額の金銭が絡む事件が起こったことは大変申し訳ない思いだ。しっかりと店舗の運営を続け、信頼を取り戻していきたい」と話した。 スーパー玉出は1978年に大阪市西成区に1号店を開業し、現在は大阪市内を中心に20店舗を展開している。 「玉出」は西成区内の地名で、日雇い労働者の街、あいりん地区(釜ケ崎)にもほど近い。 派手な黄色い看板や、きらびやかな電飾が目を引き、商品の「1円セール」が名物だ。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人黒田陸離大阪社会部|府警担当専門・関心分野地方取材、スポーツ、平和、人権西崎啓太朗大阪社会部|事件・事故担当専門・関心分野宗教、移住、災害、中東地域関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






