現場から「私はゴキブリだ」 インドの若者をネットから街頭に向かわせた怒りニューデリー=鈴木暁子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

[PR]

たたいても簡単には死なず、何匹いるのかもよくわからない。あの嫌われ者を名乗る運動体がインドに現れた。その名も「ゴキブリ人民党」。 米国在住のインド人男性が5月、ネット上で活動を始めた。気がつけば、ゴキブリのお面をかぶった若者たちが街頭に現れ、教育相の辞任を求めるデモを始めていた。何をしようとしているのか。インドの「ゴキブリ人民党」フォロワー急増 最高裁長官の発言端緒に 6月20日、首都ニューデリーの広場に1千人近くが集まった。多くは20~30代の若い世代だ。「私はゴキブリだ」と書いたシャツを着た人もいる。 「この国の教育現場にはいま、ダルメンドラ・プラダンというウイルスがいる」 ゴキブリ人民党創設者のアビジート・ディプケさん(30)が舞台上から教育相の名を挙げて話すと、「辞任しろ!」「私たちは何も恐れない」と声が上がった。 ゴキブリ人民党は、米国・ボストンの大学院で学んでいたディプケさんがインスタグラムで始めた。インドの最高裁長官が5月、失業中の若者を「ゴキブリ」になぞらえたと受け止められる発言をした直後、反発するように動画などの投稿を始めた。 アイコンには、サングラスをかけて腕を組むゴキブリのイラスト。アカウント名は「Cockroach Janta Party(CJP)」で、モディ首相が率いる政権与党・インド人民党「Bharatiya Janata Party(BJP)」を連想させる名前だ。 フォロワーは瞬く間に2千万人を超え、面白いミーム(ネットで広がる流行表現)としてメディアが相次ぎ報じた。ミームはなぜ街頭に出たのか ディプケさんに直接取材する…この記事は有料記事です。残り2540文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事の続きを読むなら今がお得。初回1カ月無料+Visaギフトカードが当たる▶今すぐ登録

この記事を書いた人鈴木暁子ニューデリー支局長|南アジア担当専門・関心分野移民、文化、アイデンティティー関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする