現場から2026年7月7日 12時27分ダラス近郊=加藤秀彬印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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ポルトガルのFWロナルドの目にはうっすらと涙が浮かんでいた。「これが最後」。そう宣言していた6度目のW杯は、あっけなく終わった。 この日放ったシュートは3本。得意のまたぎフェイントからシュートを打つ見せ場は作った。ただ、全盛期のキレにはほど遠かった。「サッカーでは勝つ時も負ける時もある。最善は尽くした」 初戦で無得点に終わって以降、批判が殺到していた。今大会、39歳のメッシが得点ランキングでトップ争いをする一方で、41歳になったロナルドの先発起用は疑問視され続けた。それでも、前日の記者会見で、ロナルドはいつになく冗舌だった。「(代表デビューして以来)23年間、批判されてきた。でも時間の無駄だ。慣れたから」 会見中、広報をさえぎって「あそこにいる、私のことを嫌いな記者に良い質問ができるか聞こう」と言って指名した。 記者から「41歳でプレーする上で難しいことは」と問われた。「自分を好きではない記者と話すこと」と笑ったあと、こう答えた。「41歳でこのレベルに到達するには、多くを犠牲にしなければならない。昔と同じ選手ではないと分かっているが、はっきりしているのは変わらず点を取り続けていることだ」 史上初の6大会連続ゴールを達成して計3得点を挙げたが、W杯のタイトルはかなわぬ夢に終わった。そんな未来を予感していたかのように、こうも言っていた。「W杯で優勝できなかったからといって、自分の価値は変わらない」 ピッチから去る前、スペインのFWヤマルと抱擁を交わした。スペイン代表と強豪バルセロナのエースを担う18歳へ、次代のサッカー界を託す無言のエールに見えた。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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