現場から2026年6月29日 16時00分加藤秀彬印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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サッカーワールドカップ(W杯)北中米大会の決勝トーナメント1回戦に臨むブラジル代表は、昨年10月に日本に敗れたチームとはひと味ちがう。あの親善試合には出なかったセンターバックがいるからだ。 パリ・サンジェルマン(PSG)のマルキーニョスと、アーセナルのガブリエル。今年5月の欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝で顔を合わせた強豪クラブの守備の要だ。ビニシウスへの差別に涙した日本人 W杯から口覆う発言は一発退場に 2人の強い絆を感じた瞬間があった。CL決勝は前後半と延長戦を終えても1―1で決着がつかず、PK戦にもつれ込んだ。 PK戦は先攻PSGの5人目のキッカーが蹴り終えた時点で、PSGが4―3でリード。アーセナル5人目のキッカー、ガブリエルのシュートはバーの上に外れた。 PSGの選手たちは優勝が決まり、大喜びでスタンドへ駆け出した。その中でただ1人、マルキーニョスだけは別の方向へ向かった。ぼうぜんとするガブリエルの元に駆け寄り、抱きしめたのだ。その行動の理由について、マルキーニョスはこう語った。 「彼が外した瞬間、自分の失敗を思い出した。どれだけつらいかを知っているから、勝利を祝う時間を5分削って、彼に使ったんだ」 前回のW杯カタール大会準々決勝。マルキーニョスはクロアチアとのPK戦でシュートがポストに当たって失敗した。最後のキッカーになり泣き崩れた。 CL決勝が終わるとすぐに、W杯へ向けた準備が始まる。「絶対に彼の力が必要だから」と、マルキーニョスはブラジル代表でセンターバックを組むガブリエルに寄り添ったのだ。 ブラジルのインターネットメディア「UOL」のロペス記者は言う。「マルキーニョスはブラジルで最も偉大な、尊敬されるリーダーだ。うちひしがれていたガブリエルを、すぐに立ち直らせてくれた」 昨年の親善試合で、日本はブラジルのセンターバックのミスを突いて逆転勝利に成功した。その選手は今大会に選ばれていない。世界最高峰・欧州の舞台で見せた2人の固い結束力は、3大会連続の16強進出を狙う日本にとってやっかいだ。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人加藤秀彬スポーツ部専門・関心分野陸上、サッカー、海外スポーツ関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする