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AKB48は2026年秋、コンセプトの異なる三つの内容のコンサートを開催します。4月に東京・代々木で開かれた春のコンサートへのファンの意見を踏まえて、シングル曲の選抜メンバー中心、全メンバーが主役と対照的な方向性を打ち出すのが特徴です。発表会見で語られたメンバーの思いを交えて紹介します。「全部やってしまおう」4月に3日間行われた春のコンサートは、初日にあった向井地美音さんの卒業コンサートを除くと、最新シングル「名残り桜」の選抜メンバーを中心に構成された内容でした。トロッコに乗って客席を回るのも選抜メンバー。人気OGの出演で話題となった昨年12月の日本武道館でのAKB48設立20周年のコンサートをへて、現役メンバーの新たな門出と位置づけられただけに、筆者は、今後の方向性を強く印象づける内容だと感じました。ファンの感想はさまざまだったようです。6月5日、東京・秋葉原で開かれたAKB48メンバーによる記者会見では、秋のコンサートのコンセプトのもとになったファンの意見が紹介されました。春コンの終演後に観客から寄せられた意見、握手会の会場に置かれた目安箱、SNSに届いた内容だそうです。「選抜メンバー主体の構成が良かった」「推しが選抜入りできたので、選抜が目立つコンサートは『選抜の特権』を感じられてうれしかった」「人気や序列に応じた出番の方が、多くの人の満足度が上がる」といった、肯定的な声の一方、メンバー全員をもっと見たいという声も紹介されました。「AKB48は全メンバーでワンチーム」「AKB48のファンは選抜メンバーのファンばかりではない」「選抜以外のメンバーの出番を増やしてほしい」といった意見です。記者会見でプレゼンターを務めた伊藤百花(ももか)さんは、「どれか一つは選べなかった。だったら全部やってしまおうという思いから(秋のコンサートの方向性が)生まれました」と語りました。新たな試み「推し席」を販売秋のコンサートは9月26、27日、Kアリーナ横浜(横浜市)で開催されます。1公演目は「新曲『好きish』コンサート」。8月に発売される68枚目のシングル「好きish」の選抜メンバー16人を中心に構成される公演です。2公演目は「全員『好きish』コンサート」。選抜、非選抜を問わず全メンバーが主役となるステージを展開するとしています。そして3公演目は「推しが『好きish』コンサート」。ファン参加型の新たな試みとして、メンバーごとの「推し席」を販売。「推し席」の応募数によって出演メンバーの楽曲での立ち位置や演出内容が変わる、としています。いわばステージでメンバーの人気が可視化されることになります。過去には2017年や2018年、選抜総選挙の結果を踏まえて夏や秋に行われたコンサートで、「推しメン席」が設けられました。ランクインしたメンバーごとに設けられた席で、同じメンバーのファン同士がまとまって声援を送りました。今回は、その発展形ともいえます。選抜総選挙は現時点では2018年が最後。それ以降に加入したメンバーにとっては、応募数が目に見える形でステージでのポジションに影響する経験は、初めてになります。2022年に加入した17期生の佐藤綺星(あいり)さんは「見た瞬間に怖いと思ったと同時に、AKB48だなと思いました。このハラハラ感もメンバーとして強くなる一つかなと思ってドキドキしています」と話しました。現在のAKB48は「輪」記者会見の質疑で、いまのグループの魅力を問われた総監督の倉野尾成美さんは、こう答えました。「日々の公演でメンバーとコミュニケーションを取る機会が増えて、私はすごく一丸となっていられている、気持ちの共有ができているという感覚があります。メンバーに合った魅力の出し方とか、人となりを知っているからこそできることがたくさんある気がします」「現在のAKB48を漢字一文字で表現すると」という質問には、出席した倉野尾さん、伊藤さん、佐藤さん、そして八木愛月さんが全員で「輪」という字を書きました。その理由を伊藤さんは「普段の活動で全員が一つの目標に向かって、それぞれ出来ることをしています。その集まりがAKB48というのがすごくいいなと思っているので、輪はぴったりだと思います」と話しました。では、春に選抜メンバー中心のコンサートを行い、秋にはファンが三つのコンセプトを選択するコンサートを行うことを、総監督としてどう感じているのでしょうか。倉野尾さんに改めて質問したところ、こんな答えが返ってきました。「個人的な意見かもしれませんが、(2023年に)チーム制が休止になってから、チーム一丸、AKB48が一丸という見せ方でいきたい、そういうコンサート作りをしたいと思っていました」「春のコンサートは、選抜メンバーにフォーカスが当たったコンサートを一回やってみようと、運営スタッフさんと話し合ってそうなりました。それでも、個人的には全メンバーにスポットライトが当たって欲しいと感じていたので、春コンサートでも取り入れられるところは取り入れつつという形を取らせていただきました」春コンでは、選抜ではないメンバーを含む同期が一緒にステージに立つ「期別ブロック」が2日目、3日目にありました。倉野尾さんの思いを聞き、その象徴的な一幕だったと改めて感じました。秋のコンサートはファンにとっては選ぶ楽しみがあるともいえます。「名残り桜」に続いて2作連続でシングル曲のセンターを務める伊藤さんをはじめ選抜メンバー中心に楽しむのか、選抜以外のメンバーを含めたパフォーマンスを楽しむのか。はたまた、「推し席」で声援を送ることを楽しむのか……。倉野尾さんは抱負を口にしました。「肯定的な意見も否定的な意見も、どのコンサートにもあると思います。今回も試験的な取り組みではありますが、ファンの皆さんと一緒にまた頑張って、AKB48の新しい形を追い求めていきたいと思います」ニュースが身近になるメディア「withnews」https://www.asahi.com/withnewsTikTokアカウント:https://www.tiktok.com/@withnewsYouTubeアカウント:https://www.youtube.com/@withnewschannel






