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家にゴキブリが出たので、ネットで「550円から」と宣伝している害虫駆除業者に来てもらったら「8万円」と言われた……。最近、ゴキブリやネズミの駆除をめぐる業者とのトラブルについて、都内で相談が相次いでいます。東京都消費生活総合センターが消費者注意情報を出して注意を呼びかけています。(朝日新聞withnews編集部・山野拓郎)550円で駆除してくれると思ったら最近、都内の消費生活センターに20代の男性から相談があったそうです。「台所にゴキブリが出たため、ネットで『550円から』と宣伝している害虫駆除業者に来てもらったら、『全部で8万円になる』と言われた」男性はゴキブリの卵を見せられて不安になり、その場で作業を依頼し、やむなく全額を支払ったといいます。センターによると、都内の消費生活センターには、ゴキブリやネズミなどの害虫駆除サービスに関する相談が多く寄せられています。相談件数は2023年度以降急増し、3年連続で500件を超えています。相談のほとんどが、「ネット広告で格安とPRしていた業者に依頼したら、広告より高額な請求を受けた」という相談です。特に30歳未満の若者世代からの相談が目立っています。過去3年間の統計ではいずれの年も3割以上が若者世代でした。恐怖心あおられその場で契約東京都は今月、消費者からクーリング・オフの申し出があったにもかかわらず返金しなかったとして、都内の害虫駆除の訪問販売業者に改善指示を行いました。都が公表しているこの業者に関する相談事例によると、業者はネットで、「関東エリア最安」「深夜料金0円」「最短10分で到着」「550円~追加料金一切なし」などと宣伝していました。ある消費者が害虫駆除を依頼したところ、やってきた作業員は料金の説明をせずに点検を始め、床下をのぞきながら「あれゴキブリの卵です」「孵化(ふか)すると30匹前後になる」「ここの家がゴキブリのすみかになっている可能性がある」と、数万~十数万円の駆除プランを勧めてきました。消費者は高額な費用に契約をためらいましたが、作業員から「一度検討を見送った女性から泣きながら電話がかかってきて、頭の上にゴキブリが降ってきたと言われた」と畳みかけられ、恐怖心のあまりその場で契約をしてしまったそうです。その後、契約金額が高すぎると感じてクーリング・オフ通知を送付したものの、「全額返金には応じない」と主張され、一部返金の対応となったそうです。この業者に関する都内からの相談は、昨年6月から入り始めました。相談を寄せた人たちの平均契約額は約9万6千円で、最高で約27万円の契約をした人もいたそうです。広告をうのみにせず冷静判断を害虫駆除のトラブルを避けるには、どのようなことに気をつけたら良いのでしょうか。センターは、格安の料金表示や、契約を急がせる営業トークに注意するようアドバイスしています。広告表示をうのみにせず、慎重に行動することが必要です。作業依頼の電話をする際に、作業内容や、見積額、出張費、キャンセル料の有無などを確認してください。業者が来たら作業前に見積書を作成してもらい、作業内容と料金の根拠を確認した上で、説明に納得できない場合は断るべきだとしています。業者から「すぐに対応する必要がある」と不安をあおられても、焦ってその場で契約せず、家族や友達に相談する冷静さも大切です。センターは、「ゴキブリやネズミなどが急に現れると慌ててしまいがちですが、まずはすぐに対応が必要か落ち着いて考え、複数の事業者に見積もりを取って比較・検討してから依頼しましょう」と呼びかけています。ニュースが身近になるメディア「withnews」https://www.asahi.com/withnewsTikTokアカウント:https://www.tiktok.com/@withnewsYouTubeアカウント:https://www.youtube.com/@withnewschannel