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「『情報統制』で最も伝わるべきことが伝わらず、都合の良い内容ばかりに偏りがちなことが気になる」――。記者は、友人たちからもよく「偏向」という批判を受けています。しかし、政治的な思想がほとんどない友人の妻からそう指摘を受けたのが気になりました。そこで、なぜ彼女が考えるに至ったか、尋ねに行きました。「偏向」批判、するタイプではないけど入社して丸5年、仲の良い友人は率直に、「朝日新聞は反日左翼」「偏向報道をしている」と批判します。政治的な考え方がはっきりしていたり、政治思想に関心があったりする人から指摘されても、特に気にしないくらいには慣れました。しかし、友人の妻から「オールドメディアが『情報統制』され、『偏りがち』だ」と指摘されたのには驚きました。それまでの付き合いから、そんな批判をするようなタイプに見えなかったからです。同世代が、どんな情報に囲まれ、そこから社会をどう見ているのか。社会を映すスマホを見せてもらいながら、じっくり話を聞きました。ニュースの通知を見て重要だと感じたものが、テレビで報じられていない時、マスメディアへの不信が募る……。そんな話を聞いていると、「同世代の中で、社会やニュースの見え方が偏っているのは自分の方かもしれない」と思いました。思い出したかつての疑問ニュースを価値判断して報じる過程そのものに「偏り」を感じるという女性の指摘に、入社前に感じていた率直な疑問を思い出しました。「なぜこのニュースは匿名なのか」「ネットに出ている情報がなぜ載っていないのか」そこには、ジャーナリズムのあるべき規範や、それぞれ合理的な理由があることを、新聞社に入って知りましたが、社外にいれば当然疑問に感じるであろうことを忘れていました。新聞を読まない、文字よりも映像重視、といった「若者論」では済まされない彼女の話は、説得力があったし共感もできました。信用されるため、過程を伝える「なぜこのテーマを報じたのか、あるいは報じなかったのか」の「過程」を分かるように伝え、信頼してもらわなくして、どんなニュースもコンテンツも同世代には届きません。無数の情報からニュースを選び、社会の安心や発展、何よりも一人一人のくらしや人生に役立つように伝えるメディア本来の役割を今後も果たせるのか。伝えるべき情報を阻む障壁と見られたまま、信用を失っていくのか。いずれになるかは、これからの自分たちにかかっています。同世代から見える「世界」に真正面から向き合い、信用を取り戻すために、まずは取材する意味や報じる意味を立ち止まって考え、できる限り説明する機会を作りたいと思いました。ニュースが身近になるメディア「withnews」https://www.asahi.com/withnewsTikTokアカウント:https://www.tiktok.com/@withnewsYouTubeアカウント:https://www.youtube.com/@withnewschannel









