[PR]

世界に先駆けて学校のデジタル化を進めてきた国の一つが、北欧スウェーデンだ。だが、2022年の政権交代で方針を転換。「スクリーンからバインダーへ」のスローガンを掲げ、教育現場で「紙への回帰」が起きている。【連載初回はこちら】教室の風景変えた「デジタル教科書」 教師が思い出す生徒の言葉小学校を訪ねると… 5月下旬、首都から西に約200キロ、エーレブルの小学校を訪ねると、6年C組の約20人が国語の授業を受けていた。 「スウェーデンには公式の少数言語が五つあります。何語でしょう?」 デジタル白板を前に担任のイリン・シェル教諭(49)が問いかけると、「サーミ語?」「フィンランド語かな?」「アラビア語は?」と子どもたちの声があがった。慣れた手つきでログイン、一方で紙とペンも 児童は教室で保管するノートパソコンを取りに席を立ち、おのおの画面に向かい始めた。慣れた手つきでログインし、シェル教諭が用意したリンクをクリックして、説明文や動画を開いていく。 パソコンでメモをとる子もいれば、紙と鉛筆でメモをとる子もいた。一人ひとりのロッカーに紙の教科書も置いてあり、日によって使い分けているという。授業の終わりには、宿題のプリントが配られた。■子どもたちに聞いてみたら…