深掘り2026年6月22日 15時00分大野晴香 石井奏人印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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梅雨が明けると、次は稲妻と轟音(ごうおん)の季節だ。落雷の観測データを詳しくみると、多発地域と静かな地域に20倍以上の差がある一方で、冬は傾向が一変することがわかる。 朝日新聞は、日本気象株式会社(大阪市)から提供された2018~25年の落雷データを分析した。観測地点の位置情報から1平方キロあたりの落雷の回数を算出。年間の平均を都道府県ごとに比較した。 最も多かったのは埼玉県で、1平方キロあたり年4.18回だった。続くのは栃木県(3.45)、群馬県(2.66)、東京都(2.59)、茨城県(2.50)で、「雷銀座」とも呼ばれる一帯が含まれる。全国平均(1.01)と比べると、その多さが際立つ。 雷は、積乱雲から電気が流れ出る現象だ。 日本気象の気象予報士、桜井渓太(けいた)さん(42)によると、関東平野は太平洋からの湿った風が集まる「収束」が起きやすいという。北側から西側にかけて山々が連なり、集まった空気が行き場を失い、上昇気流が発生して積乱雲ができやすくなる。 一方で、最も少なかったのは北海道(0.19)。青森県(0.34)、岩手県(0.42)、宮城県(0.52)と続いた。桜井さんによれば、夏でも気温が比較的低い地域は、積乱雲の発生率も下がる。 雷は夏の季語だ。落雷は実際、夏(6~8月)に年間の7割以上が発生。特に注意が必要な時間を探ると、7月と8月の午後2~6時台の5時間に、年間の4割が集中していた。 ただ冬(12~2月)に限ると、傾向が大きく変わる。回数は年0.11~0.03回と大幅に下がるものの、石川、新潟、福井、秋田、富山、山形の日本海側6県が上位を占めた。 冬の日本海では暖流によって海水の表面温度が高くなり、水蒸気が発生する。その水分を大陸からの季節風が運び、海岸にぶつかって雲ができやすいためだとされる。 日本気象は、気象庁の雷監視システム「LIDEN(ライデン)」が観測した落雷の位置情報などを、気象データ配信サービス「お天気データサイエンス」で配信している。 ◇ 落雷の市町村ごとの落雷数を集計しました。あなたのまちには8年間でどれだけの落雷があったのでしょうか。傾向を把握し、雷被害の対策などにお役立てください。雷から身を守る方法は 雷鳴や稲妻に気づいたら…すでに危険の中【地図で確認】日本の落雷情報マップ 雷が落ちた場所・集中エリアを可視化有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人大野晴香ネットワーク報道本部(大阪)専門・関心分野ひと、裁判、データジャーナリズム、動物園石井奏人ニュースメディア開発部|データ分析担当専門・関心分野データジャーナリズム、衛星・地理データ、LLM関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






