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悩みのるつぼ 相談者(60代女性) 一昨年、母を見送りました。母はデイサービスなどを利用しながら最期まで一人暮らしでしたが、認知症だったため会話がかみ合わなかったり、思いがけない行動をとったり。仕方ないとわかっていながら、母への感謝を忘れ何度も叱りつけてしまいました。後悔は募るばかりです。 子どもの頃のことも後悔しています。同じクラスに障害がある子がいて、私は他の人に知られないようこっそりいじめていました。物陰で身体をつねったり、一緒に遊ぶフリをして意地悪なことを言ったり。いけないとわかっていながら、です。 20代で結婚し自分が母親になると、子どもたちには卑怯(ひきょう)な行為を許さない人間になってもらいたく、懸命に育てました。子どもは優しい大人になってくれましたが、私は自分が善人の皮をかぶり子どもに接したこと、非情で身勝手な行為で他人を傷つけたことが許せません。亡母や60年前の同級生に会って謝ることも不可能です。苦しい思いを夫にも誰にも明かせません。 死ぬまで苦しみを抱くのが妥当だと思いますが、傷つけた人たちへの謝罪はどのようにすれば良いのでしょうか。【過去の相談】生きづらさの原因は家庭…親が許せない 姜尚中さん「新しい物語を」【過去の相談】大切な肉親の老いがつらい…姜尚中さん「謎めいたものにこそ尊厳」【相談の投稿方法】投稿はこちらへ回答者 政治学者・姜尚中さん あなたは本当に心優しい人で…