インタビュー米軍派遣で混乱したポーランド 現地識者「欧州が自ら守るしかない」聞き手・牧野愛博印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)などは5月、ポーランドに約4千人規模の米陸軍部隊をローテーション配備する計画を、米国が急きょ中止したと報じました。その後、トランプ米大統領はSNSで、米軍部隊5千人をポーランドに「追加派遣する」と表明しました。ポーランドのシンクタンク「ポリティカ・インサイト」のマレク・シフィエルチンスキ安全保障・外交担当アナリストは、欧州での米軍の影響力低下は不可避とする一方、日本の武器輸出緩和に大きな期待を寄せます。在独米軍、5千人削減 なぜいま? 米国や欧州にとっての意味は? ――米軍のポーランド派遣で混乱がありました。 トランプ氏の(追加派遣の)発表前は、(ポーランドの政府関係者らは)皆ショックを受けていました。米国防総省の説明はかなり合理的で、ドイツに恒久的に駐留している部隊よりも、ローテーション配備の部隊を減らす方が簡単だったということです。 ポーランド側には、撤退ではなく遅延だという説明がありました。両国の意思疎通のレベルや質に大きな疑問符がつきました。トランプ氏は5千人の派遣を発表しましたが、どの部隊を送るのかなどの説明はありません。 ――在ドイツ米軍縮小の動きは、ポーランドの安全保障にどのような影響を与えますか。 どの部隊が削減され、撤退するかによります。少なくとも二つの主要な削減・撤退対象があると言われました。長距離精密火力大隊の展開が実現せず、機動旅団の一つが欧州戦線で縮小されるようです。 在欧州米陸軍の旅団は主に、ポーランドやドイツ、バルト3国間を移動し、演習をしています。欧州からの撤退は(欧州の防衛に)非常に悪い影響を与えます。 北大西洋条約機構(NATO)において、米国から明確な説明が得られることを願っています。最終的な協議の場は7月7~8日にアンカラで開かれるNATO首脳会議になるでしょう。【連載】読み解く 世界の安保危機 牧野愛博ウクライナにとどまらず、イラン情勢や台湾、北朝鮮、サイバー空間、地球規模の気候変動と世界各地で安全保障が揺れています。現場で何が起き、私たちの生活にどう影響するのか。のべ480人以上の国内外の識者へのインタビューを連載でお届けします。■「米国は欧州防衛に関与した…この記事は有料記事です。残り1376文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人牧野愛博専門記者|外交担当専門・関心分野外交、安全保障、朝鮮半島関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






