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自己推薦の大学入試方式である「総合型選抜入試」(旧AO入試)の受験者数が近年、増えている。この入試方式の「お手本」と高校関係者などから称されるのが、お茶の水女子大学(東京都)の「新フンボルト入試」だ。学生が「チャレンジに値する力がつく経験」と語るユニークな入試を報告する。 総合型選抜は高校の推薦が不要で、志望理由書や小論文、面接、大学入学共通テストなどを組み合わせ、課外活動の実績や学習意欲などを総合的にみて選考する入試方式だ。出願は9月から始まるため、学校推薦型選抜とともに「年内入試」とも呼ばれる。 文部科学省によると、2025年度入試は728大学2476学部が実施し、入学者数が12万6766人と過去5年で初めて10万人を超えた。4年前の21年度入試の約1.6倍だ。入学者の割合は全体の19.5%を占める。 年内入試の指導に定評がある大手予備校「早稲田塾」(東京都)の執行役員中川敏和さんによると、「一時期は、全国大会出場など、キラキラした実績がないと合格できないと思われて、特殊な入試の印象があった」という。ところが、高校に探究学習が導入されたことで、「総合型選抜との親和性を高め、受験へのハードルが低くなった」と解説する。受験のノウハウが一般化され、高校や塾で指導しやすくなったことが、受験者増につながっているとみる。 一方で、文科省の調査では、選抜に関する業務時間の負担の大きさや、評価する観点の設計、評価結果の点数化の難しさを課題にする大学は少なくない。学力試験に偏った配点をする大学への批判もある。 大手「駿台予備学校」(東京都)の城田高士入試情報室長は「定員の充足を優先し、総合型選抜が形骸化している大学もある。きめ細かく丁寧に時間をかけて選考する方針から逸脱しないように制度の見直しが必要だ」と話す。「やりきった」と受験を終えてほしい 高校や推薦入試専門塾などから総合型選抜の「お手本のような存在」と一目置かれる入試がある。 それが、11年目を迎えるお茶の水女子大学の「新フンボルト入試」だ。 名称は、ドイツのベルリン大…この記事は有料記事です。残り1487文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人前田伸也東京社会部|教育担当専門・関心分野大学、高専、通信制高校関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする