上海国際映画祭の関連イベントでは多くの参加者が集まった=2026年6月12日、上海、里見稔撮影

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中国最大の映画祭「上海国際映画祭」が12日、上海で開幕した。例年、邦画を上映する「日本映画週間」が期間中に開かれてきたが、今年は見送りとなった。4月の北京国際映画祭でも見送られ、2006年から続いてきた日中映画交流が中国で初めて途絶えた。日中関係悪化の影響とみられ、業界関係者の間に危機感が広がっている。暗転の日中関係、進出日本企業が直面する現実 今年の「白書」発表 日本側関係者によると、上海での見送りは5月ごろに中国側から告げられたという。中国の国際映画祭にあわせた日中映画交流イベントは06年以降、尖閣諸島の国有化をめぐる関係悪化やコロナ禍でも開催は続いてきた。関係者は「中国側の判断には従わざるを得ない」としつつ、「政治的な対立とはずっと距離を置いて交流を続けてきたのに」とショックを隠さない。 業界関係者は、日本映画週間は「中国市場に向けた邦画の見本市でもあり、商業的に痛手だ」と指摘。「今後にも響く」と語る。 昨年の上海での日本映画週間…