インタビュー舘ひろし、しわも白髪も全てに渋さ コメディーでみせた老いと笑い2026年6月12日 12時00分森本未紀印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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インタビューでの発言が誤解を生み、世間から免許返納を迫られる、70歳のベテラン俳優・南条弘を演じる。返納を先延ばしにし、余命幾ばくもない俳優仲間の子の消息を捜し、亡き妻と約束した場所に向かうため、愛車のフェラーリで旅にでる。 この役名、ファンなら聞き覚えがあるかもしれない。1994年のコメディー映画「免許がない!」で演じた、免許取得のために奮闘するスター俳優そのままの名だ。「話を聞いたときにもう二つ返事で。この年でまた南条をやるなんて、面白いと思いました」 南条は一生懸命だが、ちょっとセコいところもある。古希を迎え、世間からは演技派俳優と思われているが、昔の当たり役の栄光を引きずり「まだまだハーレーに乗ってショットガンをぶっ放したいんだよ、俺は!」と叫ぶ。 劇中では、ヒット曲「泣かないで」を歌唱するシーンが登場する。随所に舘自身をほうふつとさせる演出がちりばめられ、途中から役柄なのか本人なのか戸惑うほど。要は〝舘ひろし〟というブランドを思う存分に味わい尽くさせ、笑わせる映画なのだ。 その演技にも、あの〝相棒〟の影響がある。「僕には基本的にコメディーのセンスがないと思うんです。この映画を楽しんでもらえるなら、『あぶない刑事』で恭様(柴田恭兵)から笑いのセンスを学んだ経験が生きていると思います」 いま76歳。「2年くらいでやめると思っていた」という芸能生活は半世紀が経った。「僕なりに、仕事の一つ一つを丁寧にやってきました」と上目遣いでほほえむ。刻むしわも、手に浮き出た血管も、オールバックの髪に交じる白髪も、すべてが渋い。 老いとはどう向き合っているのか。「あらがっても仕方がない、そのことに抵抗はできないし。体力は落ちて、もう乗馬はできなくなったし、ゴルフもカートに乗っちゃうのは寂しいですが」 ちなみに自身の免許返納は? 「運転するのは近所のゴルフ練習場に行くときぐらい。返納はまだ早いかな。でも、自分自身でちょっとでも危ないと思ったらやめます」 たち・ひろし 1950年生まれ、愛知県出身。76年「暴力教室」で俳優デビュー。ドラマ「西部警察」「あぶない刑事」で人気を博す。近年の主な出演作に「終わった人」「ゴールデンカムイ」「港のひかり」など。「免許返納⁉」は19日公開。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






