海と江ノ電「青春偏差値日本一」 鈴木保奈美さんを魅了した鎌高生活清水敬久印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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■青春スクロール 神奈川県立鎌倉高校 1 神奈川県立鎌倉高校の歴史は1928(昭和3)年創立の鎌倉町立鎌倉実科高等女学校に始まる。戦後の48年、男女共学の市立鎌倉高校になり、県に移管された翌年の52年、いまの場所に移った。 校舎は高台にあり、相模湾や江の島、富士山を見渡せる。目の前には七里ガ浜、通学の足は江ノ電。そうした環境からSNSなどで「青春偏差値日本一」と呼ばれることもある。卒業生は今春までで2万9337人を数える。 シスターに語りかけられた思い出の秘密階段 「鎌高」はいま、悩んでいる。江ノ電鎌倉高校前駅周辺のオーバーツーリズム(観光公害)に。学校にほど近い駅そばの踏切が、人気アニメ「スラムダンク」の聖地となり、世界中からファンが押し寄せている。年の瀬の「スラダン踏切」 警備員の制止響く中100人超スマホ撮影 対策にあたる鎌倉市の責任者の市民防災部長・林浩一さん(59)は、鎌高の卒業生(85年卒)だ。「こんなに観光客が来るなんて、あのころは思いもしなかった」 記憶にあるのは、鎌高生のほかは地元住民ぐらいしか乗り降りしない静かな駅だ。駅の裏から丘の上へ続く「抜け道」があり、お気に入りの場所だった。 友人と階段に腰を下ろし、たわいもないことを話しながら、ぼんやり海をながめた。近くの教会のシスターに声をかけられたことがある。 「あなたたち、今度お祈りにいらっしゃい。心が清らかになりますよ」 なにげない一言が、なぜか忘れられない青春の思い出として胸に刻まれている。 「この駅を抜きに鎌高は語れない。卒業生として、何とか少しでもよい環境にしたい」 学校を抜け出し七里ガ浜へ 「青春ぽいこと生きがい」 江ノ電にひかれて、俳優の鈴木保奈美さん(59、85年卒)も鎌高を選んだ。 電車通学と帰宅途中の寄り道を「青春」と思い描き、当時は学区外の茅ケ崎市から狭き門をくぐった。 通学時間が長いこともあり、部活には入らなかった。でも、やっぱり物足りない。友だちと話し合った。 「部活、やってみたいね」 6、7人の仲間を募り、「女子ハンドボール同好会」を立ち上げた。授業が終わると体操着に着替え、海岸沿いの国道134号を江の島方面へランニング。でも、戻ったら校庭の隅っこでおしゃべりに興じた。 「ハンドボール自体は、やっ…この記事は有料記事です。残り748文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人清水敬久小田原支局長専門・関心分野身近な行政関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






