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大相撲夏場所で25場所ぶり2度目の優勝を飾った小結若隆景関=本名・大波渥(あつし)=の優勝パレードが6日、地元・福島市で催された。前回優勝時はコロナ禍でパレードが開催できなかったため、今回は沿道に集まった約1万5千人のファンらが郷土力士の活躍を盛大に祝った。 この日午後2時過ぎ、若隆景関の母校・福島市立吉井田小学校マーチングバンド部の演奏に合わせて、福島駅東口の駅前通りを、若隆景関や長男の浬(かいり)さん、兄の幕内若元春関らを乗せた白いオープンカーがゆっくりと進んだ。 沿道には「若隆景」と記されたタオルや、「優勝おめでとう」などのメッセージが書かれたボードを掲げた人たちが大きな声援や拍手を送った。若隆景関らは約220メートルの通りを20分ほどかけてパレードし、集まった人たちに笑顔で手を振っていた。 続いて行われた祝賀セレモニーで、若隆景関は「この優勝を機に、またもう一つ上の番付、大関を目指して頑張っていく。応援よろしくお願いします」とあいさつし、感謝と決意を述べた。 セレモニー終了後、報道陣の取材に応じた若隆景関は「想像以上の数の人たちに集まっていただき、すごくうれしい」と喜んだ。浬さんは先日、わんぱく相撲で優勝したといい、「ダブル優勝だね」と話したという。 訪れた人たちからは、若隆景関への感謝や今後の活躍を期待する声が多く聞かれた。 「幸せと希望を与えてもらった」。伊達市の八島信夫さん(79)はそう言って、目を潤ませた。若隆景関の雄姿を「特等席」でカメラに収めようと、パレード開始の2時間半前に会場に来たという。 若隆景関が十両に昇進した際、八島さんは祝賀会の実行委員長を務めたという。「失礼ながら、当時、まさかここ(優勝)まで来るとは思わなかった」と振り返る。十両のころと比べると、「体が一回り二回り大きくなった」と驚く。 沿道からの大きな拍手や声援が、若隆景関にとって「大きな力になったと思う」と話し、「まだまだ上を目指してほしい」と期待を込めた。 父や弟ら家族4人で訪れた高野水稀さん(8)は、間近で見た若隆景関が「とても大きかった」と驚いた様子で話した。高野さんが手を振ると、若隆景関は笑顔で手を振ってくれたといい、「やさしそうで、かっこよかった」と笑みを浮かべた。 若隆景関と同じ吉井田小に通う。ダンスや水泳の教室に通っているといい、大声援を受けた先輩の姿を見て、「私も頑張ろうと思った」と刺激を受けていた。 福島市内から足を運んだ三浦祐美さん(45)と娘の好未さん(10)は「駅前ですらいつも人が少ないのに、福島(市の街中)にこれだけ人が集まって活気があった。何度も優勝してパレードをしてもらい、街をどんどん活気づけてほしい」と語った。 若隆景 本名大波渥(おおなみ・あつし)、31歳、身長183センチ、体重138キロ。福島市出身。7歳で相撲を始める。学法福島高から東洋大法学部を経て荒汐部屋に入門。初土俵は2017年3月場所、19年11月場所で新入幕。最高位関脇。幕内優勝2回、十両優勝1回。後援会長「相手に食らいつく気持ち、今も変わらない」 大相撲夏場所で25場所ぶり2度目の優勝を果たした小結若隆景関=本名・大波渥=ら3兄弟を支えてきた「大波三兄弟福島後援会」の会長を務める作田謙太郎さん(56)は、若隆景関を幼いころから見守ってきた1人だ。大けがを乗り越え、再び賜杯(しはい)を手にした郷土の英雄にエールを送った。 ◇ 隆景さん(若隆景関)が子ど…