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トヨタ自動車が、高級車ブランドのレクサスで計画していた「次世代電気自動車(EV)」の開発中止を決めた。2023年のジャパンモビリティショー(JMS)で公開し、電動化シフトの象徴との位置づけだったが、市場投入を見送った。決断の背景や理由を探ると、市場環境の大きな変化や、培った技術を世界最大のEV市場で生かすメドがたっていることが関係していることがわかった。トヨタが次世代EVを中止 レクサスで発売計画、技術開発は継続 23年10月のJMS。トヨタで最高ブランド責任者を務めるサイモン・ハンフリーズ氏は「電動化による変革のきっかけとなる、全く新しいクルマをご紹介する」と力強く宣言した。 紹介したのはセダン型の次世代EV「LF―ZC」のコンセプトカー。潤沢な研究開発費を持つトヨタの先端技術を集めたEVとして、大きな注目を集めた。 空気抵抗を減らす滑らかな流線形の外観が特徴のクーペタイプで、新型の高性能電池を搭載。EVの課題とされてきた1回の充電で走れる距離は1千キロとする目標を掲げた。 部品の小型化・軽量化なども追求。作り方も刷新して、大型部品を一体成型する製造手法「ギガキャスト」を導入することも明らかにした。佐藤恒治社長(現副会長)は「クルマ屋らしいEVをつくる。今までにない低重心と広い空間を両立するクルマをつくる」と意気込んだ。 市場投入は当初目標の26年からずれ込み、生産開始は27年後半に見直されたが開発は続いていた。 仕入れ先の部品メーカーもいつ量産に移るかトヨタの判断を注目していたなか、今年5月末、トヨタから突如、開発中止の連絡が入ったという。市場環境変化、幹部「冷静に考えた」 トヨタ幹部は、このタイミン…この記事は有料記事です。残り1207文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人近藤郷平経済部記者(名古屋駐在)専門・関心分野自動車、製造業、地域経済関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする