2026年5月14日、北京で中国の習近平(シーチンピン)国家主席(右)と並ぶ米国のトランプ大統領=ロイター
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記者コラム「多事奏論」 アメリカ総局長・中井大助 1972年、当時のニクソン米大統領による中国訪問は、外交史に残る出来事だ。国交がなかった両国の関係再構築につながり、世界情勢も大きく変えた。 米国では「中国に行けたのは、ニクソン氏ならでは」とも言われる。 新人下院議員として40年代に米政府高官を「ソ連のスパイだ」と追及して名を上げたニクソン氏は、その後も一貫して反共産主義を掲げた。「ならでは」と表現されるのは、仮に他の大統領が中国との融和に動いたら、当のニクソン氏から批判され、断念に追い込まれたのではないか、という趣旨だ。 5月にトランプ大統領が訪中…







