「命綱」の習氏へ好意示したプーチン氏 首脳会談にみる蜜月の歴史駒木明義印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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みなさん、こんにちは。ロシアのプーチン大統領が5月19~20日の日程で北京を訪問し、中国の習近平(シーチンピン)国家主席と首脳会談を行いました。13~15日の日程で米国のトランプ大統領が訪中した直後のタイミングで、中ロが協力して米国による覇権に対抗する姿勢を打ち出しました。習氏とプーチン氏、直前訪中の米国非難で「結束」示す 日本も標的に ただ今回のプーチン氏の訪中は、注目すべき見せ場に乏しいものでした。プーチン氏の体調や精神状態が影響していたのではないかと思われるほどです。この点については、後ほど取り上げます。 そんな中で今回、私の印象に残ったのは、プーチン氏の習氏へのあいさつの言葉でした。20日の首脳会談の冒頭、次のように語りかけたのです。 「中国の成句を引用させてください。中国ではこう言うそうですね。『1日会わないだけで、3年会わなかったように感じる』と。あなたにお会いできて、本当にうれしく思います」 ここでプーチン氏が引用した成句は中国語で「一日不見、如隔三秋」。中国の古い詩集「詩経」の一節で、日本で使われる四字熟語「一日千秋」の元になった言葉です。 プーチン氏が首脳会談のあいさつでこうした情緒的な表現を使うのは、あまり例がありません。たとえば、2025年12月にインドを訪問した際の冒頭のあいさつは「ご招待に感謝します」といった、儀礼的な内容でした。 もちろん、プーチン氏が心からそう思っているとは限りません。 特にウクライナへの全面侵攻を始めてからというもの、欧米とほぼ断絶状態のロシアにとって、中国との関係は命綱です。プーチン氏が習氏に精いっぱいの好意を示そうとするのには、十分な理由があります。マイクが拾った笑えない会話から見える関係性 ただ、そうした事情を差し引いても、プーチン氏にとって習氏は、特別に親しい関係にある首脳だと言えます。逆に習氏から見たプーチン氏についても、同じことが言えます。 そのことが浮き彫りになった…この記事は有料記事です。残り2278文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人駒木明義国際報道部編集委員|ロシア担当専門・関心分野ロシア、国際関係、外交関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする