「簡単に稼げる」 副業サポート・投資の名目で借金させる手口ご用心2026年5月31日 12時01分井上道夫印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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「簡単に稼げる」などとうたい、副業や投資をすすめるサイトを見て応募したところ、「サポート代」などを要求され、貸金業者から借金をさせられたという相談が、全国の消費生活センターなどに寄せられている。収入は得られず、高額な借金だけが残ってしまう被害が出ており、国民生活センターは「甘い言葉をうのみにしないで」と注意を呼びかけている。 実際のトラブル事例では、20代の女性が、動画を見るだけで収入が得られるというネット広告を見て登録。業者からは、商品やサービスを自分のSNSなどで紹介し、購入や申し込みがあった場合に報酬を得られるアフィリエイトで稼ぐことを提案され、そのためのサポートが得られる450万円のコースを勧められた。 「お金はない」と言うと、「アフィリエイトの収入で支払えるから」と言われ、消費者金融から借金するよう指示された。その後、画面共有アプリをダウンロードするよう指示され、業者と画面を見ながら申し込み画面に入力。アルバイトで月収は十数万円ほどだったが、「正社員で年収300万円」と申告するように言われた。その日のうちに計450万円を借金し、自分の口座に入金されたが、直後にどこかに送金されていた。 国民生活センターによると、こうした手口に関する相談が増えており、2021年度は1796件だったが、25年度は4088件にのぼっている。 25年度の相談は、男女別では女性からが65.1%を占めていた。年代別では20代が最も多く全体の53.9%で、平均年齢は33.5歳だった。職業別では給与生活者が71.9%を占め、次いで無職が11.7%、学生が9.6%の順だった。 国民生活センターは、次の点に注意するよう呼びかけている。 ・「簡単に稼げる」「すぐに元が取れる」といった甘い言葉をうのみにしない。サポート費などとして、事前に説明がなかった高額の契約を勧められても断る。 ・「手続きに必要」と言われても、安易に遠隔操作アプリをインストールしたり、画面共有を許可したりしない。矢継ぎ早に指示されることなどによって判断力が鈍り、高額な借金や、送金の手続きをさせられることがある。また、場合によっては詐欺の証拠となるような業者とのやりとりを勝手に消去されることがある。 消費者トラブルが生じた場合、消費者ホットライン(電話番号188)へ。実際にあった被害 インターネットでアルバイトを検索して出てきた業者にAIで作成した競馬ソフトでもうけられると言われた。代金150万円を消費者金融から借りるよう案内され、インターネットで3社から計100万円を借りて個人名義の口座に振り込んだ。残りの50万円は今日、振り込むことになっている。家族に話したら不審だと言われた。支払った100万円を返してほしい。(30代 男性) インターネットで見つけた「FX投資でもうかる」という業者と契約した。約150万円の費用は消費者金融3社から借金するように言われ、その通りにして支払った。消費者金融への返済は自分で負担する必要はないと聞いていた。投資した資金の出金ができず、消費者金融には自分で返済せざるを得なくなってしまい、詐欺にあったと気づいた。(20代 女性)◆経験談を募集します SNSなどで勧誘され、副業サポートや投資の名目で借金をさせられたトラブルの経験談を募集しています。住所・氏名・年齢・電話番号を記し、〒104・8011 朝日新聞くらし科学医療部 副業サポートトラブル談係(住所不要)か、メール(seikatsu@asahi.com、件名に「副業サポートトラブル談」)へ有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人井上道夫くらし科学医療部|消費者庁担当専門・関心分野消費者問題関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする