1981年1月、全国高校ラグビー大会で初優勝した伏見工の山口監督(中央、当時)と、主将の平尾誠二さん(右)=と西口聡さん(左)
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初めて伏見工高(現・京都工学院高)の門をくぐった時、「逃げ出したくなった」という。ラグビー部の部室にはたばこのにおいが充満し、床にボロボロの楕円(だえん)球が転がっていた。当時31歳。日本代表の主力として活躍し、希望に燃えていた若い教師にとって、思い描いた環境との格差は大きかった。山口良治さん死去 伏見工高率いてラグビー日本一の「泣き虫先生」 「最初は嫌だった。学校の組合に入れ、と言われて拒んだら、先生たちから嫌がらせをされたよ」。生前、笑ってそう言っていた。 監督1年目には京都府内の強豪・花園高に0―112で惨敗。「同じ高校生相手に悔しくないのか」と泣きながら、選手たちを殴った。テレビドラマ「スクール・ウォーズ」でも再現され、有名になったシーンだ。 2023年に話をした時、今…






