デンマークの公共図書館のカフェ。奥には新聞を読む人たちの姿がある=吉田右子さん提供

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利用者の減少や財政の逼迫(ひっぱく)を背景に、全国で公共図書館の統廃合が進む地域があります。公共図書館の役割や価値とは何でしょうか。「図書館先進国」の北欧の事例について、筑波大学の吉田右子教授に聞きました。 ――北欧の特徴を教えてください。 日本の公共図書館は基本的に静寂が求められる場ですが、北欧では以前から、みんながおしゃべりをして文化活動をする場になっています。 飲食が可能で、テレビゲームや3Dプリンター、場所によってはミシンも置いてあります。地域住民の交流の場として、おもちゃ交換会やIT教室、編み物カフェなどのプログラムが実施されています。お金がかからず、どんな人でも排除しない場として大切にされています。一方、静かに本を読むスペースも用意されています。 ――なぜそのような空間になったのですか。 公共図書館がにぎやかになっ…