バチカンで2026年5月6日、水曜日定例の一般謁見(えっけん)で説教をするローマ教皇レオ14世=AP

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AI(人工知能)が急速に広がり、人々の労働や軍事のあり方まで変え始めている。ローマ教皇レオ14世は25日、AIを「新たな産業革命」と捉える重要文書(回勅(かいちょく))を発表し、技術の進歩に対して「人間中心」という考え方を国際社会に投げかけた。AI発展は「新たな産業革命」 教皇が重要文書発表、尊厳と正義訴え 今回の回勅でレオ14世が強く意識したのが、1891年に教皇レオ13世が出した回勅「レールム・ノヴァルム」だ。18~19世紀の産業革命で社会が大きく変わるなか、カトリック教会が社会問題にどう向き合うかを、初めて体系的に示した文書として知られている。 産業革命では、蒸気機関の普及や工場の拡大で生産力が飛躍的に伸びた一方、都市部では長時間労働や低賃金に苦しむ労働者が増加。富が一部に集中し、資本主義への反発として社会主義的な批判も強まり、社会の対立が激しくなった。 こうした中、レオ13世は労…