2026年5月20日 14時00分編集委員・北野新太印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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初の「女性棋士」誕生をさらに後押しする制度が誕生するかもしれない。 日本将棋連盟は20日、棋士の資格付与に関する制度の改正案を発表した。6月5日の通常総会で審議される。 まず「棋士編入試験の受験資格を3度得た者(女流棋士、アマチュア)に四段(棋士資格)の権利を付与する」とする案。 将棋の棋士になるには養成機関「奨励会」を突破することが一般的なルートだが、棋士の公式戦で一定の成績を挙げた女流棋士やアマチュアが資格を得る「棋士編入試験」を受験し、合格する道もある。 2006年に制度化された棋士編入試験。公式戦の直近成績で「10勝以上、勝率6割5分以上」を満たすと受験資格を得て、編入試験五番勝負で若手棋士5人を相手に3勝すれば棋士資格を得る。 過去5人(女流棋士2人、アマチュア3人)が計6回受験した。アマ3人は合格したが、女流棋士の福間香奈女流五冠が2度、西山朋佳女流三冠が1度受験したものの不合格だった。 受験資格を2度獲得したのは福間女流五冠のみで、もう一度資格を取ると、棋士になる権利を得ることになる。 改正案は6月の棋士総会で連盟正会員(四段以上、女流四段以上など)が投票し、過半数以上の賛成を集めると新制度として導入されることが決まる。 女流棋士が棋士になる、という道については昨年、女流最高のタイトルである「白玲」を通算5期獲得すれば、棋士になる権利を与える、という制度案が総会で審議され、可決されている。西山女流三冠は既に通算4期を重ねており、今夏開幕の防衛戦で資格を獲得する可能性がある(福間女流五冠は通算1期)。 審議されるもう一件の改正案は「奨励会三段リーグで次点(3位)を2度得た三段に、フリークラスの四段ではなく、順位戦参加資格のある四段となる権利を与える」というもの。 難関として知られる「奨励会三段リーグ」は、50人もの三段が半年間にわたって戦い、原則的には上位2人のみが四段になる権利を得られる。ただ、次点に2度なった者には、名人を頂点とする棋戦「順位戦」の参加資格のないフリークラスでの四段昇段を認める、という特記事項があった。 フリークラスでプロ入りした場合、10年以内に一定の成績を挙げて、順位戦参加資格を得られないと強制引退になるが、過去にその例はなく、制度として形骸化しているとの声もあった。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人北野新太文化部|囲碁将棋担当専門・関心分野囲碁将棋関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






