秒の再定義に向けた研究協力の覚書を交わした(左から)理化学研究所の五神真理事長、国際度量衡局のアネット・クー局長、島津製作所の山本靖則社長=2026年5月12日、川崎市
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2030年の「秒」の再定義に向けて、国際度量衡局と理化学研究所、島津製作所が12日、技術協力に向けた覚書を交わした。世界中の光時計の精度を比べるのに、島津製の持ち運べる「光格子時計」が活用できるかを探る。セシウム原子時計から光時計へ 待ち合わせから、先端の科学技術まで、世界共通の時間の「ものさし」は欠かせない。現在、1秒の長さは、セシウム原子が出す電磁波の周期を基準にしている。最新のセシウム原子時計は、数億年で1秒のずれしか生じない。「10のマイナス16乗」の精度をもつ。 ところが近年、それよりも数万倍近く高周波な光領域にある電磁波の周期を時計の「振り子」にする光時計が登場。最新のものは、精度が10のマイナス18乗と、セシウム原子時計より2桁高い。 時間をより細かく、正確に刻める時計の登場によって、メートル条約の最高機関である国際度量衡総会で、秒の再定義が議論されるようになった。覚書の意義とは? 現在、世界にはさまざまな光…






