【囲碁名人戦ライブ】いよいよ開幕 一力遼名人―芝野虎丸棋聖【第51期囲碁名人戦第1局1日目】
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一力遼名人(29)に芝野虎丸棋聖(26)が挑む第51期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)が8月26日、開幕する。二大タイトルを分け合う両雄が3期連続で激突する。名人の3連覇か、挑戦者のリベンジか。天下分け目の決戦が始まる。 第1局の舞台は甲府市の常磐ホテル。持ち時間各8時間の2日制で、27日夜までに決着する。立会人は趙治勲名誉名人(70)、新聞解説は河野臨九段(45)、ネット解説は孫喆(まこと)八段(30)。対局の模様をタイムラインで詳報する。10:00ユーチューブで解説バトル YouTubeチャンネル「囲碁将棋TV」のライブ中継では、解説者の河野臨九段と孫喆八段による「解説バトル」が始まっている。河野九段が一力名人を、孫八段が芝野挑戦者を「推し棋士」として、それぞれの推しを応援する立場に立って解説。どちらの応援が勝っていたか、視聴者投票で勝者を決定する。 1日目午前は、右下で起きた攻防について、2人の解説者が激しい舌戦を展開。河野九段が「白(芝野挑戦者)はものすごくうまく打たないといけない」と指摘したのに対し、孫八段は「芝野さんも神みたいなもの」と反論。視聴者投票では、孫八段の応援解説に軍配が上がった。あくまで応援解説について視聴者がつけた勝敗で、そのときの碁の形勢判断とは全く関係していない。 次の「解説バトル」は、昼食休憩の前後に予定されている。9:45いきなり風雲急 2日間かけて戦う持ち時間各8時間の碁は始まったとたん、いきなり風雲急を告げている。 右下でのっぴきならないことが起きている。芝野挑戦者は白24から隅で生きを図りにいったと思いきや、白32から34と外側に石をもっていく。一力名人はけしからんと思ったか、黒35と隅の白に急襲をかけた。 実戦ではなかなかお目にかからない格好だが、どうもプロの研究課題になっているようだ。「白34は見たことがあります。黒35も打ちたくなる。でも僕はあまり研究していないので、これからどうなるかわかりません」と解説の河野臨九段。 果たして隅の白は死ぬのか。ただで死んでは碁は終わる。超難解な展開なのに、両者の着手は速い。そしてAIの形勢判断はまったくの五分。検討室の騒ぎをよそに、両対局者は先を見通しているのか。9:00対局始まる 対局室の九重の間へ先に現れたのは挑戦者の芝野棋聖だった。芝野棋聖が碁盤と碁笥(ごけ)を拭こうと手を伸ばすと、一力名人も姿を見せた。 2人は正座でひざに手を置いた姿勢で向き合い、目を閉じて開始を待つ。外ではミンミンゼミが鳴いている。 午前9時、先後を決めるニギリで黒番(先番)に決まった一力名人が1手目を右上の星へ。芝野棋聖もすぐに左下の星に打ち、頂上決戦の火ぶたが切られた。対局前日両者の意気込み 囲碁界における両横綱のふたりだが、七大タイトル戦は一力が圧倒してきた。2023年から芝野に5連勝。24年には名人を奪取し、昨年の再戦も返り討ちにしたが、今年に入って流れが変わった。 年初からの棋聖戦で芝野は一力との番勝負初勝利を収め、名人連続挑戦も決めた。一力は本因坊戦も落とし、五冠から三冠に後退している。今期名人戦は、一力にとって正念場であり、芝野には名人・棋聖の二大タイトル独占の絶好機となる。 開幕前日の25日、一力は「今年は思うようなパフォーマンスを出せていないが、状態は上がっている。目の前の一局に集中したい」、芝野は「結果よりも一手一手を大切にしたいという気持ちがますます強くなっている。状態は悪くない」。ともに盤上への全集中を誓った。






