抹茶ブーム、飲み比べてわかったこと 読者と考えた今後の日本茶2026年8月20日 8時00分大友典子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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抹茶ラテなどの世界的な人気で、日本の緑茶の輸出額は2025年で前年比倍増の勢いで伸び、価格も高騰中です。一方で、安い海外産や模倣品も台頭しています。その背景や課題を考える記者サロン「抹茶ブーム その陰で何が」を朝日新聞東京本社で6月に開催、オンラインでも配信中です。【視聴はこちら】記者サロン「抹茶ブーム その陰で何が」 会場での開催は2部構成で進めました。まずは京都・宇治の茶問屋の4代目社長の桑原秀樹さんと、経済部の井東礁・福岡龍一郎両記者が語り合いました。「今のブームは一過性か?」という読者の質問に、桑原さんは「生産者は今の状況にびっくりしている。ブームはいつか去る。はじけた先に、生産者がてん茶(抹茶の原料)をきちんと作り続けられるか、消費者が日本の抹茶を飲める状況を作り続けられるかが問題」と答えました。 抹茶への理解を舌でも深めてもらおうと、会場では抹茶の飲み比べも実施しました。NPO法人日本茶インストラクター協会(東京)から「電動茶せん」を借りて準備しました。 桑原さんいわく、「最初に飲むお茶が一番おいしく感じる」。用意した国内外3カ所の産地の茶について、運営側の私たちが順にたて、産地を隠して提供しました。一番おいしいと感じた抹茶はどれか挙手で示してもらったところ、圧倒的多数が、最後に出した抹茶。産地は宇治でした。桑原さんの地元の抹茶が、最後に出しても一番の人気が集まる結果となり、拍手喝采に。桑原さんも満足そうでした。地域のお茶、国として守る動きも 終了後のアンケートでは、「茶問屋の視点から現場で何が起きているのかを深く知ることができた」(埼玉県・女性)、「3種の抹茶を飲み比べる機会はなかなかない。貴重な体験」(東京都・女性)との声が寄せられました。イベント終了後に、実際にデパートに足を運び、抹茶が購入できるのかなどを確認した熱心な参加者もいました。 7月には農林水産省が、地域の農産品などを知的財産として守る「地理的表示(GI)」に日本茶を登録するなど、国産保護の動きも出ています。「価格や生産量で勝負せずに、ブランドを守り、品質で勝負すれば10~20年は負けない」。桑原さんの言葉が忘れられません。◇この記事は朝日新聞グループの関連事業を紹介しています。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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