夏の甲子園、有明勝利 熊本地震被災者「勇気もらった」避難所で声援2026年8月7日 20時30分原晟也印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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第108回全国高校野球選手権大会に出場した熊本代表の有明を応援しようと、7月28日の地震で最大震度7を記録した熊本県宇城市の避難所で7日、被災者らがテレビ中継を見ながら声援を送った。立命館宇治(京都)を相手に逆転勝利を収め、涙を流して選手に盛んな拍手を送る姿も見られた。 断水が続く宇城市小川町。約1千人が過ごす小川防災拠点センターに設置されたテレビの前に被災者たちが集まった。「野球のことはわからないけど、郷土の代表だから頑張ってほしい」。中川亮一さん(86)はじっとテレビを見つめた。 地震で、よく通った娘の家は家財が「ごちゃごちゃになった」。熊本県氷川町にある自宅も傾いた。初日から入る避難所は「やっぱしんどいですよ。人に気を使うし娯楽もない」。ただ、有明の選手が熊本を代表してプレーする姿に「パワーをもらった。しんどい日々は続くけどがんばれる」と話す。 試合は劣勢のまま終盤へ。3点リードされた七回に有明が2点を返すと「あと1点」の声が上がった。徐々にテレビの前の人は増え、プレーの一つひとつに喜んだり悔しがったり。九回に逆転すると、大きな歓声と拍手がやまなかった。 尾方成子さん(85)は、有明の勝利に涙があふれた。妹が住む熊本県八代市で地震に遭った。数日間、妹宅で過ごした。 「故郷が気になって」と戻った宇城市の自宅はガラスが割れ家財はすべて倒れており、センターへ避難した。「できる、勝てると思い続けた気持ちが届いた。その通りになってうれしい。つらいこともあるけれど力が出る」 避難所の中で、有明の実田聡志主将(3年)が「被災地が元気になれるように頑張る」と話していることを知った。「そんな思いを持ってくれているだけでうれしい」と話した。 選手に拍手を送り続けた尾方さんは、涙を拭きながら「どんな災害や困難があっても頑張れば乗り越えられる。そんな勇気と元気をもらった」と話した。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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