シャラー大統領は、この協定が、ゴラン高原に対するシリアの主張を損なうことなく、包括的な平和につながる可能性があると述べた

グテーレス国連事務総長はX(旧Twitter)での声明で、イスラエルによる1974年の離脱協定違反を「容認できない」と非難した

ダマスカス:シリアのアフメド・アル・シャラア大統領は日曜日、アルジャジーラとのインタビューで、シリアがイスラエルとの安全保障協定の締結を目指していると述べた。 同氏は、この合意が、1967年の六日戦争でイスラエルがシリアから占領し、1981年に併合したゴラン高原に対するシリアの権利を損なうことなく、両国間の包括的な和平への道を開く可能性があると述べた。シャラー大統領は、シリアが多くの国々を巻き込み、イスラエルに対し、シリアへのよりバランスの取れた政策を採用するよう圧力をかけようとしていると語った。「我々は対立に巻き込まれることを避けている」と同氏は付け加えた。2024年12月、シャラー氏の指揮下で進軍した反政府勢力により、シリアのバッシャール・アル・アサド前大統領が失脚した直後、イスラエル軍はシリアに侵攻し、戦略的に重要な地域を占領した。 イスラエル軍は、首都ダマスカスを見下ろすヘルモン山のシリア側を含む、シリア国内の非武装地帯に進出した。それ以来、イスラエル軍はシリアに対して空爆を行い、同国内の個人を拘束している。 またイスラエルは、シリア南西部における少数民族ドゥルーズ派を保護するための「任務」と称する活動にも介入している。シリア国営通信社SANAによると、日曜日、イスラエル軍はシリア国内の地域を砲撃し、マアリヤ村の変電所を破壊したため、同村の住宅は停電に陥った。 シャラー氏のこの発言は、アントニオ・グテーレス国連事務総長がシリアを訪問した時期と重なった。国連事務総長による同国訪問は2009年以来初めてのことである。グテーレス事務総長は日曜日、X(旧Twitter)での声明で、シリアの主権、独立、統一、および領土保全の尊重を求めた。「イスラエルによる1974年の『軍隊撤退協定』の違反は容認できず、停止されなければならない」とグテーレス事務総長は述べた。昨年、シリアのイメージ回復を図っているシャラー氏は、1967年以来初めてニューヨークでの国連総会に出席したシリア大統領となった。同政権は、14年近くに及ぶ内戦と、アサド家による支配下での数十年にわたる孤立と死の末、国際関係と国内経済の再建を目指している。 また、シャラー氏は、自国政府がレバノンへの「軍事介入を検討していない」とも述べた。イランの支援を受けるレバノンのシーア派武装組織「ヒズボラ」とシャラー氏は、シリア内戦において敵対する陣営に立っていた。今年初め、ドナルド・トランプ米大統領は、イスラエルがレバノンで多くの民間人を殺害していると批判した後、ヒズボラ対策についてシャラー大統領と話し合ったと述べていた。ロイター