イスラエル軍、占領下のヨルダン川西岸地区で大規模な作戦を展開する準備を進めている

ナブルス:占領下のヨルダン川西岸地区で発生した暴力事件により、イスラエル人1人が死亡し、パレスチナ人4人も死亡したことを受け、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は金曜日、断固とした対応をとることを誓った。パレスチナ保健省は、「テルで4人が死亡し、4人が負傷した。負傷者のうち3人は重体だ」と発表した。イスラエルの救急機関「マゲン・ダヴィド・アドム」によると、ハヴァト・ギラド入植地付近で30代の男性が死亡が確認された。また、20代の犠牲者2人が銃創を負い、ヘリコプターで搬送されたが、うち1人は重体だという。イスラエル軍は金曜日、イスラエル人1人とパレスチナ人4人が死亡した暴力事件を受け、占領下のヨルダン川西岸地区で大規模な作戦を展開する準備を進めていると発表した。「本日早朝、テル地区で発生したテロ攻撃を受け、イスラエル国防軍(IDF)の兵士たちは同地区における大規模な対テロ作戦の準備を進めている」と軍は述べた。また、同地域全域における兵士の休暇を延期し、同地域への部隊展開を開始したと付け加えた。イスラエル軍はこれに先立ち、ハヴァト・ギラド付近でハイキングをしていたイスラエル人民間人に対する襲撃の報告を受け、兵士を派遣したと述べていた。軍によると、襲撃者らは現場に到着した治安部隊員の武器を奪い、ハイカーたちに向けて発砲したという。AFP通信の記者によると、現場周辺には検問所が設置されていたが、軍は依然として襲撃者の捜索を続けているとしている。ネタニヤフ首相は声明の中で、「テロリストや、彼らを操り支援する者たちに対して、全力を挙げて対処する」と約束した。同首相は、治安当局者との会議を招集すると述べた。1967年以来イスラエルに占領されているパレスチナ領土であるヨルダン川西岸地区では、ガザでの戦争が始まって以来、暴力事件が急増している。東エルサレムを除くと、ヨルダン川西岸地区の入植地には50万人以上のイスラエル人が、約300万人のパレスチナ人と共に暮らしている。国際法上、ヨルダン川西岸地区にあるすべてのイスラエル人入植地は違法とされている。イスラエル当局の統計によると、ガザ戦争の開始以来、パレスチナ人による攻撃やイスラエル軍の作戦中に、民間人や治安要員を含む少なくとも47人のイスラエル人が死亡している。パレスチナ保健省のデータに基づくAFPの集計によると、同期間にイスラエル軍兵士や入植者によって、武装勢力を含む少なくとも1,094人のパレスチナ人が殺害された。AFP