インタビュー五味太郎さんが語る林明子さん 「いなくなっても全然寂しくないね」聞き手・松本紗知印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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絵本作家の林明子さんが7月1日、81歳で亡くなった。「はじめてのおつかい」(筒井頼子さんとの共著)、「こんとあき」など、子どもたちの姿をいきいきと描き出した絵本は、世代を超えて読み継がれている。20代のころからの友人で、「きんぎょがにげた」などの代表作がある絵本作家の五味太郎さんに、林さんへのいまの思いを聞いた。 林さんとは、イラストレーターの真鍋博さんの事務所で一緒だった。お互いアシスタントだったんだけど、林さんは絵がうまいから絵を描くほうのアシスタントをしていて、おれはデザインの方向性を真鍋さんと一緒に考えるような役割だった。林さんはいつもこつこつ、アトリエの奥の方で絵を描いていた。 絵本の仕事をするようになったのも、ほとんど同じ時期から。あるとき「紙飛行機の絵本の絵を描かないか」という話がきたんだけど、おれ、山折り谷折りの線とか、説明とか描くのへたくそだから、「林明子っていう、すごく絵がうまいのがいる」って言った覚えがある。そのときの「かみひこうき」(1973年、かがくのとも)が、彼女のデビュー作になった。できあがりを見ると、やっぱり絵がうまいから素敵なんだよね。 なので、彼女の初めての絵本はどうもおれからの流れだったようで、「五味さんに足向けて寝られない」って冗談で言ってた。おれんちの方角も知らなかっただろうに。 それから時々電話したり、お茶したり、家に遊びに行ったりして、付き合いが続いた。まったくタイプの違う絵本作家で、貴重な、いい友達だったんだよね。おれのなかの「こんとあき」 おれは林明子をずっと尊敬し…この記事は有料記事です。残り826文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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