現場から2026年7月10日 11時20分ボストン近郊=加藤秀彬印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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(サッカーワールドカップ〈W杯〉北中米大会 準々決勝 フランス2―0モロッコ) フランスのFWエムバペが、「このコースしかない」という芸術的なシュートで試合を動かした。 フランスは前半、シュート数で相手の1本に対し、13本と攻め込んだ。だが、自身のPKをGKにキャッチされるなど無得点。モロッコの人数をかけた粘り強い守備に手を焼いた。才能は見抜くのではなく「残す」 16歳ハーランドが変えた育成理念 ならば、とエムバペは圧倒的な「個」の力で打開した。後半15分。目の前の相手が股を閉じた瞬間、わずかに空いた体の右横へ狙い澄ましてシュート。フランスを3大会連続の準決勝へ導き、「再びベスト4に入ることができてうれしい」。 騒動にも動じなかった。4日の決勝トーナメント2回戦の勝利後、対戦相手のパラグアイの国会議員が、エムバペがカメルーン出身であることを揶揄(やゆ)する人種差別的な発言をSNSへ投稿した。 エムバペは毅然(きぜん)と反論。「あなたは卑劣で、その地位にふさわしくない。人種差別を広めることを決して許さない」などと投稿した。 この日の先制ゴールは今大会8得点目で、メッシ(アルゼンチン)に並んだ。27歳でのW杯通算20得点は、同じく今大会で達成した39歳のメッシ(現在通算21得点)よりはるかに若い。終盤に足首を痛めて交代したが、「大丈夫」。試合後には笑顔でジャンプし、サポーターと喜びを分かち合った。 初戦から6試合とも危なげなく勝ってきたが、「現時点では最強のチームとは言えない。まだ、自分の隣には優勝トロフィーがないから」。2大会ぶりの王座へ。頼もしいエースがいるフランスは、強い。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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