現場から第5回カボベルデ、前回王者に惜敗 離散の歴史の先に故郷を結んだサッカー2026年7月3日 12時00分(2026年7月4日 10時38分更新)有料記事プライア=今泉奏印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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アフリカ大陸の西、大西洋の小さな群島国家カボベルデが沸いている。カボベルデ大統領が語る健闘の背景 歴史の悲劇が生んだ移民国家の力W杯で旋風カボベルデが決勝Tに進出 秘話でたどる強化の軌跡 人口約50万人で、国土は滋賀県とほぼ同じ広さ。サッカーワールドカップ(W杯)北中米大会で初出場ながら、1次リーグ(グループリーグ)で強豪スペインを含む3戦とも引き分け、無敗で決勝トーナメントへ進んだ。米東部時間の3日(日本時間4日)、前回王者アルゼンチンに挑み、延長戦にもつれ込んだ末、2―3で惜敗した。【動画】無敗でグループリーグ突破のカボベルデ、歓喜に沸くアフリカの島国=今泉奏撮影 6月21日夜、カボベルデの首都プライア中心部のパブリックビューイング会場に、1次リーグ(グループリーグ)第2戦で古豪ウルグアイと戦う選手たちを応援しようと大勢が詰めかけた。音楽にのって「ウッ、ウッ、ウッ、アー!」とかけ声を合わせ、体を揺らす。 「ブルーシャークス」の愛称で親しまれるカボベルデ代表は、「ディアスポラ」(離散者)という島の外で暮らす移民やその子孫と、島出身者の「混合チーム」だ。カボベルデには主要な島が10あるが、ディアスポラが暮らす土地は「11番目の島」とも呼ばれる。「カボベルデ人」という自意識は、移住先でも保たれている。 前半21分、MFのK・ピナが低い弾道のFKをゴール右隅に突き刺した。島出身でロシアのクラブに所属する選手だ。カボベルデ史上、初となるW杯の得点に、地響きのような歓声が沸き上がった。 前半の終了間際に逆転されたが、後半にポルトガルで生まれ育ったディアスポラのFWバレラが得点し、2―2の同点。ボールがゴールネットへと吸い込まれる間の一瞬の静寂の後、再び歓喜の絶叫が響いた。 公務員のミリアム・リブラメントさん(36)は友人と手を取り合って喜んだ。「選手たちに心を奪われた。逆転されても、はね返す力をもつ選手たちだ。島で暮らす人も、ディアスポラも、心を一つに応援できる最高のチームになっている」悲劇の中で文化が融合、街角からあふれる音楽の島 かつて無人の火山群島だった…この記事は有料記事です。残り1985文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人今泉奏ヨハネスブルク支局長|サハラ以南アフリカ担当専門・関心分野アフリカ、植民地主義、グローバルサウス関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする