インタビュー進化する結婚式ムービー 進む二極化と共通する「自分たちらしさ」聞き手・木下広大印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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結婚式のムービー事情が、ここ10年ほどで様変わりしている。 映像のクオリティーが向上したという点だけではない。これまでになかったような内容の動画が増え、逆にこれまで当たり前だった動画が廃れることも…。 背景には、新郎新婦が式や披露宴に求めるものが変わってきたという意識の変化があるようだ。新婦を「渡す」、新郎のみ謝辞 結婚式の違和感と変わる「定番」演出 ゼクシィ統括編集長として長年結婚式のトレンドを追ってきた、リクルートブライダル総研の森奈織子所長に話を聞いた。 ――結婚式に行くたびにムービーの完成度の高さに驚かされます。 映像を作り慣れている世代がこだわって作る「手作り派」と、これまでよりも高い費用をかけてプロに依頼する「高額派」の二極化が進んでいる印象があります。 いずれの場合も、これまでより新郎新婦が映像制作に親しみをもっていることがうかがえます。節約のために苦労して作る→好きなものを好きに作る 昨今のカップルに話を聞くと、普段からインスタグラムでリールを作るなど、動画を作るのが日常になっています。Canvaなど簡単に使える編集ソフトも普及し、動画編集が身近なものになってきました。 結婚式の動画では、2010年前後から「手作り」を選ぶ人が増えてきていました。12年にはこれまで最も多かった「式場の専属または定型業者」を抜いてトップになりました。 最新の2024年調査では、6割以上のカップルが映像を自分たちで作っています。 これまでも手作りする場合はありましたが、「節約のために夜な夜な苦労して作る」というイメージから、「2人が楽しみながら好きなものを作る」という方向へ変わってきているように感じます。約5人に1人が動画に「25万円以上かけた」 一方でプロへ依頼する場合でも、これまでとは内容が変わってきています。 披露宴で流す動画といえば長い間、式場の専属の映像会社に依頼するのが主でした。しかし今は新郎新婦が自らインスタやYouTubeから好きなクリエーターを見つけ、直接依頼するようなケースが増えています。 映像に25万円以上の予算をかける層は2009年にはわずか6%ほどでしたが、24年には20%近くまで上昇しています。 手作りとプロへの依頼、いずれの場合も映像を通して「自分たちらしい表現」をしたいという思いが強くなっているのではないでしょうか。両親への手紙、「恥ずかしい」場合は… ――動画の内容にも変化はあ…この記事は有料記事です。残り773文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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