ストーリー自転車ごと水路に落ちて重傷 「柵がなかったせい」管理者の責任は?黒田早織印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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仕事帰りの女性が自転車で走行中、道路脇の水路に落ちて重傷を負った。「事故が起きたのは柵が設置されていなかったからだ」。女性は、水路を管理する団体に賠償を求めて裁判を起こした。日常生活にひそむ危険に対し、裁判所が出した答えは。 数年前の12月24日、クリスマスイブだった。 関東地方に住む50代の女性は、午後4時半ごろに介護施設での仕事を終え、自転車で自宅に向かっていた。夕食には、クリスマスのお祝いで用意していた鶏肉料理を食べるはずだった。後ろから車が 薄暗くなっていく中、後ろから車のエンジン音が聞こえたため、自転車を道路の左端に寄せた。 その直後、女性は、道路脇の水路に自転車ごと落ちた。 水路は幅約2メートル、深さ約1.5メートル。水はほぼなく、コンクリートがむき出しだった。 水路には道路側からの落下を防ぐ柵が一部あったが、水路を挟んで道路と各住宅をむすぶ短い橋には柵がなかった。 女性は、この短い橋に自転車を乗り入れ、そこから水路に転落したようだった。 仰向けに倒れ、何度も助けを呼んだ。周囲が真っ暗になっていく。体の上に乗った自転車も動かせないまま、意識を失った。近くの住民らによって病院に運ばれた。 女性は首を強く打ち、手足にまひが残った。走ることができなくなり、字も思うように書けない。仕事に復帰できたが、できる業務が減り基本給が下がった。 この橋には事故後に柵が設置された。この水路は、周辺の土地の所有者らなどでつくる「土地改良区」という団体が管理しており、この団体が柵を設置した。「スピードを落とさなかったため」と反論 「転落事故を防ぐための柵やポールが設置されていなかった」。女性は2023年、団体に賠償を求めて裁判を起こした。 国家賠償法2条は「道路や河…この記事は有料記事です。残り1132文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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この記事を書いた人黒田早織東京社会部|裁判担当専門・関心分野司法、在日外国人、ジェンダー、精神医療・ケア関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






