【動画】東京・北区の小学校で火災

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19日午前11時ごろ、東京都北区滝野川1丁目の区立滝野川第三小学校の音楽室から火が出ていると119番通報があった。東京消防庁によると、4階建て校舎の4階が激しく燃え、約200平方メートルが焼けた。約1時間後に火はほぼ消し止められた。 警視庁によると、一時、複数人が逃げ遅れたが、屋上などから全員を救助したという。児童8人、教員2人、用務員1人の計11人が煙を吸うなどして負傷し、搬送された。このうち、避難時に転倒するなどした児童2人がそれぞれひじと腕を、教員1人が骨盤を骨折したという。 警視庁によると、当時、校舎4階の音楽室では5年生24人が授業を受けていた。火災報知機の音を聞いた教員が、音楽室隣の準備室内で火が出ているのを確認したという。また、捜査関係者によると、準備室内のストーブ付近から火が出ているように見えたとの情報もあるという。 警視庁が出火原因を慎重に調べている。わが子の通う小学校で火災「娘は無事か」 記者が駆けつけた現場 小学校はJR王子駅から南に約400メートルのところにある。区によると、児童の在籍数は340人。この火災で、児童ら26人が消防隊に救助され、約320人が近くの公園に避難したという。 この学校に通う女児(10)は授業中、「ジリリリリリ」という火災報知機の音で火災に気づいた。教員から「逃げて」と言われ、階段で1階まで下りた後、近くの飛鳥山公園へ避難した。校舎の窓から噴き出す煙がどんどん黒くなり、「怖かった」と話す。 この女児の祖母は、買いもの中に火災の連絡を受けて駆けつけた。女児はショックで泣き崩れていたが、大きなけがはなく「本当に無事で良かった」と話した。 消防車のサイレンが聞こえ、小学校に向かった男性は取材に「校舎4階あたりから煙が出ていて、子どもたちが救助されていた。出火原因などは分からないが、とにかく子どもたちが無事であれば」と願った。学校の防火対策は 学校の防火対策はどうなっているのか。 総務省消防庁によると、2025年に全国で発生した建物火災(速報値、2万2345件)のうち「学校」は208件で、33人が負傷した。 消防法は収容人数が50人以上の学校に対して、避難訓練や消防設備の点検方法などについて計画をまとめ、管轄の消防署に提出するよう義務づけている。文部科学省の23年度の調査によると、計画を定めていたのは小学校で98.9%、中学校で98.5%、高校で97.7%。うち、計画に基づく訓練を実施していたのは、小学校で99.2%、中学校で98.4%、高校で97.4%だった。 消防庁によると、スプリンクラーは校舎が11階以上ある学校以外は、設置義務がない。文科省によると、学校の改修や増築などの際にスプリンクラーを新設する場合は、国による補助の対象になり得るという。 学校には、学校保健安全法に基づき危機管理マニュアルを作成する義務もある。この作成のために文科省が示すガイドラインでは、火気の管理や火災発生時の避難誘導、消火など、教職員の役割分担について記すよう求めている。■児童生徒ら複数人がけがをした学校の主な火災事例2007年6月 前橋市立駒形小学校で教室の入り口付近が焼ける。煙を吸った児童3人が病院に搬送され軽傷2010年2月 大阪市立粉浜小学校で給食室近くから出火。煙を吸うなどして児童31人と調理員が病院に搬送。うち児童3人が一酸化炭素中毒の疑い2014年10月 千葉大学教育学部で枯れ枝などが焼ける。隣接する千葉大教育学部付属小学校で授業中の児童13人が病院に搬送され軽傷2018年9月 福島県立原町高校で校舎のトイレから出火。煙を吸った生徒9人が病院に搬送され軽症2023年2月 静岡県富士市立岳陽中学校で給食室の調理場から出火。調理員2人が軽いやけど、生徒14人を含む19人が体調不良で病院に搬送2026年1月 群馬県高崎市立寺尾小学校で給食室から出火。児童6人が体調不良を訴え搬送