ジュネーブ=西尾邦明印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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スイスで人口の上限を1千万人に制限するかを問う国民投票が14日、実施された。欧州で反移民の動きが広がりをみせるなか、憲法で人口に上限を設けるという世界でも異例の提案に注目が集まった。 投票は事前の郵便投票を含めて実施。開票は正午(日本時間午後7時)ごろから始まり、現地時間の深夜ごろまでに大勢が判明するとみられる。 国民投票は主要政党の右派国民党(SVP)が主導した。移民の流入による急激な人口増加に歯止めをかけて、住宅不足や交通渋滞、犯罪の懸念に対応する狙いがある。 可決されれば、2050年まで人口が1千万人を超えてはならないと憲法で規定される。950万人を超えた時点で外国人の居住申請を厳格化し、1千万人を超えたら人の自由な移動を認めるEU(欧州連合)との協定を破棄する可能性がある。 スイスの人口はこの12年間で100万人ほど増えて約915万人。その多くを移民が占め、外国人の比率は3割に迫る。早ければ34年にも1千万人に達するとの予測もある。 スイスは他の先進国と同じように少子化に直面しつつも、豊富な外国人労働者を背景に経済的な豊かさを維持してきた。このため、他の主要政党や経済団体は、人口制限案についてこぞって「カオスのイニシアチブ」と批判。建設や医療など幅広い分野での人手不足や年金制度への悪影響につながると主張している。■背景に住宅不足などインフラ…この記事は有料記事です。残り233文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人西尾邦明欧州総局|経済担当専門・関心分野金融・財政、原発・エネルギー、AI・テクノロジー関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする