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昭和天皇誕生日の4月29日、東京の日本武道館で政府主催による「昭和100年」記念式典があった。高市早苗首相が「戦争」をどう語るか、注目した。 高市首相が式辞で「戦争」という言葉を使ったのは、「戦争、終戦、復興、高度経済成長」と昭和をくくったところだけだった。直後にあいさつした森英介衆院議長は「先の敗戦により甚大な犠牲」、関口昌一参院議長は「悲惨な戦争による荒廃」と、それぞれ言及した。 敗戦で国家の元首から象徴へと変わった昭和天皇は、国民を励まそうと各地を巡った。高市首相は式辞で、天皇巡幸と日本の復興、1956年の国連加盟に触れ、「70年前の昭和の日本には、希望が確かにありました」と語った。 そして、「挑戦しない国に未来はありません。守るだけの政治に希望は生まれません」「日本列島を、強く豊かに」と、自民党総裁として圧勝した2月の衆院選で連呼したキャッチフレーズで締めくくった。 87歳で逝去した昭和天皇の在位は1926~89年。日本人300万人超、アジア・太平洋で2千万人超が犠牲になったとされる戦争は30年代から45年までだ。これを「戦争」の一言で済ました高市氏の「昭和」観に、強烈な違和感を覚えた。 式典を私は動画で見たが、会場で参加した知人がふたりいた。肌感覚を聞いた。 ひとりは戦中生まれの男性で…