バンコクの写真家・瀬戸正夫さん死去 激動の東南アジアを撮り続ける2026年6月7日 15時38分バンコク=武石英史郎印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする タイの首都バンコク在住の写真家、瀬戸正夫さんが6日、肺感染症のため、バンコク市内の病院で死去した。95歳だった。家族が明らかにした。 1931年、タイ南部プーケット島で、日本軍の特務機関と関係する日本人男性医師とタイ人女性の間に生まれた。バンコクで終戦を迎え、日本人の抑留キャンプに収容された後、義母とともにタイに残った。 出生届の記録や日本の戸籍に登録がないことを理由に日本国籍を認められず、無国籍で苦しんだ後、63年にタイ国籍を取得した。タイ名はビワット・シータラクーン。 独学で写真技術を学び、64年からフリーの写真家として活動を始めた。67年から朝日新聞バンコク支局(現アジア総局)の取材に参加した。ベトナム戦争やカンボジアのクメール・ルージュ(ポル・ポト派)による虐殺、タイのクーデターなど、激動を経て、経済発展していく東南アジアの姿を伝え続けた。 水泳や日本語の教室を通じて、多数のタイ人から恩師として慕われ、日本人社会との人脈も深く、日本とタイの架け橋のような存在だった。 葬儀は7~9日の3日間の夕刻、バンコク南部のワット・ダーンで開かれる。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人武石英史郎アジア総局長|東南アジア・南アジア・太平洋担当専門・関心分野アジア、グローバルサウス関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする