深掘り鎌形祐花 山口慶大 石脇珠己 周毅愷 宋禹瞳印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

[PR]

名古屋市南区の交差点で、男女2人がスイミングクラブの送迎バスにはねられて死亡した事故で、逮捕されたのは85歳の運転手だった。高齢ドライバーに送迎を任せざるをえない現状に、サービス事業者からは「他人事とは思えない」との声が上がる。事故から5日で1週間。取材で浮かんだ事故直前からの「異変」と、安全確保を模索する事業者の現場を追った。 「赤信号の交差点内をバスがゆっくりと進んでいた。目を離すと『キャー』という悲鳴が響いた」。目撃者の男性はそう振り返った。 事故は5月29日午後5時35分ごろ、南区の信号交差点で発生。横断歩道を渡っていた30代の男女2人をマイクロバスではねて死亡させ、逃走したなどとして、酒井照也容疑者(85)=名古屋市中川区=が自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕された。容疑を認めているという。「まさかハンドル握るなんて」 なぜ高齢ドライバーの事故防げず?事故の運転手は85歳「人が集まらず」 中型バスでは駐車時に支障も運転手に感じた「異変」 「大丈夫か?」の問いかけに・・・ 男性によると、バスはガタンゴトンと横に揺れながらゆっくり走り去った。帰宅中の学生なども多く現場は騒然とした。「『止まれ!止まれ!』というすごい叫び声が聞こえた」と、別の男性は証言する。 捜査関係者によると、死亡し…この記事は有料記事です。残り1677文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする